サムスン!お前もか! そして、いつものマスコミの手のひらの返しっぷり

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 好調と思われた企業が少し躓くと大きく取り上げて過剰に反応するのは何処の国の市場も一緒だ。Apple と株価が実情を映していなかっただけじゃないのか。

 GALAXY 4S の売上が周囲の勝手な期待に応えられなかったとしても不思議はない。iPhone 5 同様新機種のインパクトが弱まってきているのだろう。液晶やプロセッサ速度を比較すれば新しいほうが上回るが、旧モデルでもさほど困らないレベルには達している。iPhone はこの域に 4 で到達し、GALAXY は1年遅れて 2S で到達した。これは予想されていたことだ(ICS 世代が次回以降の機種変更をするかどうか、要素技術の世代交代が一段落した後で Android の売れ行きも巡航状態になるだろう。)。

 しかし、SAMSUNG の GALAXY への依存度は Apple の iPhone に対するものより低い。Samsung は GALAXY のようなフラッグシップから安価な端末まで売っている。GALAXY の売上が予想以下でも低価格帯の端末の売上は減っていないだろう。完全に日本メーカーを打ち負かしたテレビや家電品は安定的に利益を上げているのではないか。また、Apple が持っていない要素技術製造というビジネスも持っている。今でも Apple の売上の一部は Samsung に入る仕組みだ。

 株主ではないしユーザでもない自分なので、どうでもいいニュースだが、株価の上下だけで企業活動を否定するようなマスコミにはうんざりしているので書いてしまった。

サムスン株急落、わずか1週間で時価総額22兆ウォンが吹き飛んだ (J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース
6月13日(木)19時23分配信
 ソウル株式市場で、最高値をうかがっていたサムスン電子株が急降下している。

 なにしろ時価総額で、韓国の上場企業全体の20%を占める巨人企業の株価急落に、総合株価指数(KOSPI)もつれて下落。市場は混乱に陥った。

■きっかけは、JPモルガン証券のレポート

 サムスン電子株が急落したのは2013年6月7日。終値で、前日比9万4000ウォン(6.18%)下げて142万7000ウォンだった。下落幅は、2012年8月に米アップルとの知的財産権訴訟で負けたときの7.5%に次ぐ大きさとなった。

 きっかけは、この日明らかになった米証券大手のJPモルガンによる投資家向けリポート。朝鮮日報日本語版は 6月10日の社説で、「外資証券のリポートだけで混乱した韓国株」と報じた。

 JPモルガンはリポートで、サムスン電子が販売する主力スマートフォンの「ギャラクシーS4」の販売台数が予想を下回るとし、目標株価を当初の201万ウォンから190万ウォンに引き下げ、「今年第3四半期(7‐9月)からは業績が後退局面に入る」と予測した。

 2012年のサムスングループ全体の営業利益は39兆ウォンで、このうち携帯電話事業の利益は約半分の19兆ウォンを占める。そのため、「外資系証券会社が一気にサムスン電子株を売り浴びせた」(朝鮮日報)と指摘する。

 週明けの10日は2000ウォン(0.1%)安の142万5000ウォンと、少し落ち着いたかにみえたが、翌11日には3万6000ウォン(2.5%)安の138万9000ウォンと、140万ウォンを割ったのは1月28日以来のこと。11日の終値ベースの時価総額は204兆5980億ウォンで、6月4日の終値ベースと比べると、わずか1週間で時価総額が22兆ウォン超も吹き飛んだことになる。

 さらに、12日は前日比4000ウォン(0.3%)安の138万5000ウォン。13日は再び下げ幅を広げて、2万8000ウォン(2.02%)安の135万7000ウォンで、5日続落した。

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