報道写真をブログに載せても怒られない方法?

ソフトバンクグループ、ブログでの正規引用を認めたニュースサイトを開設 – CNET Japan

 ソフトバンクグループのMOVIDA ENTERTAINMENTは2月3日、フランスに本社を置くAgence France Presse(AFP通信社)、コンテンツの開発運営を手がけるクリエイティブ・リンクと共同で、ニュースサイト「AFP BB News」のベータ版を開設した。読者にAFP通信社の写真を自由に引用できるブログサービスを提供する点が特徴だ。

 AFP通信社が165カ国の支局で取材した世界の時事ニュースを写真付きで掲載する(画面1)。また、時事通信の国内ニュースやGetty Imagesの北米のスポーツやエンターテインメントに関するニュースなども掲載する。それぞれのニュースには読者が自由にコメントを投稿できる。

 また、読者向けに「Actiblog」というブログサービスを提供する。AFP BB Newsの記事と写真をワンクリックで引用できる仕組みを備える。引用された記事はあらかじめ決まったフォーマットでブログエントリの上部に表示される(画面2)。ブログは会員登録のみで誰でも自由に開設できるようにし、利用料金も当面は無料にするという。また、会員には写真のクリッピングサービスや、その人が登録した分野のニュースを一覧表示するパーソナライズサービスも提供する。

 さっそく登録してみた。最初のうちはアクセスできたが、昨日の昼頃からアクセスできなくなりそれっきり。トップページにでかいフラッシュを使った動くメニューがあったので(しかもスキップ不可でhtml版はなし)、重いなあと思っていたが、サーバが負荷に耐えられなくなったのか。

 大体、ニュースサイトのトップメニューをフラッシュで作るという神経が理解できない。まして、それがウニョウニョと動いてはクリックしづらくて仕方がない。ユーザが写真を観るためだけに訪れるような、それ以降なんらアクションをしないような、写真集のようなサイトなら問題はない。しかし、このサイトは、コメントを書いたりエントリを書いたりするための素材を選ぶサイトだ(写真についたコメントやエントリをブラウズすることもできる)。そんなところでは、一覧性と検索性、それを支える高速なレスポンスが重要だろう。メニューが表示しきるまでに数分かかるようじゃしょうがない。まして、アクセスに耐えられなくなるって本末転倒もはなはなだしい。

 BETAと名乗っている無料サイトに目くじらを立てるのは、このサイトに期待するところが大きいからだ。新聞やテレビで使われるのと同等の写真を著作権を気にせず使えるのは素晴らしい。ブロガーは写真を使えるし、AFPは写真を有効活用でき、不正使用を防ぐこともできる。多少広告がうるさいのを読者が我慢すればみんなが損をしないモデルだ。せっかくの報道写真も、今のようにマスコミサイトの記事に使われるだけでは、数日で有料アーカイブに移されてネット上から見えなくなるからだ。

 ぜひ、頑張ってメニューを見直し、サーバと回線を増強して再スタートして欲しい。

 問題は只一つ。このサイトじゃ使い道がないことか・・・

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