Foursquare に見る写真選択 UI の進化(UXの改善に繋がらない UI は無意味)

foursquare menu Foursquare の iOS アプリがアップデートされて、どのバージョンからかは忘れたが、写真選択用 UI が良くなった。これは他の、写真を選択するアプリ全ては見習って欲しい。

 通常のアプリは「写真を撮る(Take Photo)」「ライブラリから選択(Upload from Library)」のメニューが有る。なので、息子には「カメラ」を起動して写真を撮った後で他のアプリで「さっき撮った写真」を選びたい場合には、「ライブラリから選択(Upload from Library)」>写真の入ったライブラリを選択>写真を選択>完了(Done)と4回ボタンを押さなければならない。アプリによっては、ライブラリで最後に撮った写真が表示されずにスクロールしなければならないものまである(これは問題外で少数派だが)。

 Foursquare は “Use Last Photo Taken” を加えた。最後に撮った写真をボタン一発で挿入できるのだ。SNS への投稿やメール添付で使用する写真はカメラで最後に撮ったものだろう。だから、このボタンは、開発者がユーザの行動を良く理解しているからこそできたのだと思う。素晴らしい。

 UI (ユーザーインターフェース)や UX(ユーザーエクスペリエンス:使用者経験)というと、流行りの色使いや視覚効果を採用することのように捉えている記事が多いが、UX の改善とはこのような改善の積み重ねだ。どんな cool なグラフィックメニューだろうがそこで実行される機能がユーザをサポートしないのであれば、良い UI とは言わない。

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