ガラパゴスから脱出できるのか?パナソニックの Android

 日本のケータイシーンでシャープの後塵を拝しながらも根強い人気を保ってきたパナソニックがAndroidで世界に挑戦するらしい。コンセプトを誤らなければそこそこは売れるだろうが、ガラケーの発想が残っているようでは韓台メーカーに太刀打ちできないだろう。

 残念ながら、下の記事からは危険な香りがする。まだ、コンセプトデザインの段階なのでこのままは出ないだろうが、前面の液晶の下にメーカーロゴが入りその下にシルクボタンが配されている。メーカーロゴの外側にコントロール用ボタンなんて頭おかしい。それに、来年になって出す高機能型の新型なら ISC 搭載は当然だろう。だとしたら固定ボタンは要らない。こんな初歩的なミスをしてるようでは市場を分かってないとしか言いようがない。

 そもそも、今から samsun や HTC が築いた高性能市場に割り込めるのかどうか疑問だ。国内でしか通用しないガラケー機能を取り除いて安くした、ヲタから見ると使えない感じだけど一般人からはそう見えない低価格モデルで勝負するほうがいいだろう。

パナソニック、クールなAndroid機で世界市場に再挑戦 « WIRED.jp 世界最強の「テクノ」ジャーナリズム.

このスリムなケースの中に、実際に動く電話の部品が入るなら、私は買いたい。

 
自転車から電池、カメラまで何でも製造するパナソニックが、日本以外の携帯電話市場に再び参入する準備を進めている。[パナソニックは2005年に海外携帯市場から撤退していたが、2012年3月より欧州市場にスマートフォンの投入を開始する]

この発表と同時に紹介されたのが、上に掲載した、参考用のコンセプト・デザインの携帯電話だ。ご想像のとおり『Android』で動作するが、それ以外の点ではとても魅力的に見える。

見て分かるように、薄型で、石板のようにすべすべしていて、背面は曲線を描いている。本体には防水・防塵対策が施され、ベゼルはほとんどない。画面は4.3インチの有機ELディスプレーというから驚きだ。

パナソニックは、チップやカメラなどについては具体的な説明をしていない。これはおそらく、この参考デザインを基にして、多種多様なモデルが作られることが確実だからだ。パナソニックの販売目標である、来年にヨーロッパで150万台、2016年までに全世界で1,500万台を達成するにはその方がいい。

私はこれまでも、パナソニック製品のハンサムでクリーンなデザインのファンだったので、来年バルセロナで開催される『Mobile World Congress』が楽しみだ。

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