自粛

 「宮っ子」という、西宮市の外郭団体「西宮コミュニティ協会」とやらが発行する西宮市民向けのコミュニティ月刊誌がある。

 今月号をちらっと見ていたら、「にしのみや市民祭り中止のお知らせ」があった。9名の市民が亡くなった(主に俺の家の近くの人だ)ことに配慮するということらしい。

 しかし、これは、JR西日本社員のボウリング大会を批判する行為の裏返しでしかないのではないか。家族の心情としては、関係のないことを自粛されるより普通に過ごしてもらった方がいいのではないのだろうか。

 自治体の関係者がJR西日本の宴会が批判されたことのとばっちりを恐れただけのようにしか思えない。自治体としては、公共の医療サービスや遺族の人への法律相談とかいったことでサポートを遺漏なくやればいいのであって、そういったことに直接関係のない部門が、通常業務の範囲で行っている行事をやめる必要はないだろう。もちろん、地震や洪水で被災者の救援に人手が足りないようなときにやることは許せないが、事故は性格が違うだろう。

 そんなことを思った。まあ、一回も行ったこともなければ、楽しみにもしていないし、生活に根ざしていない祭りに懐疑的な俺が言っても説得力がないが。こういう対応で問題がごまかされてしまうことがあってはならないと思って書いてみた。

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