ASUS Fonepad 国内発表、インテルAtom採用の7インチ3G対応タブレット

fonepad6 29,800円で SIM ロックフリーの最新端末が買えるというのは悪くない選択肢だ。電話としての使用方法の比率が低ければこの選択肢は有りだ。iPad mini で通話ができるようになれば iPhone をやめてもいいかもしれない。しかし、キャリアの公式端末としてこのタイプのものは出ないだろうからメインストリームにはならない色物だろう。そう、同じ名前の合体型 Fonepad と同じように。

 なぜ、キャリアがこの端末を出さないと思うのか。回線契約数が減るからだ。今、日本の携帯電話回線は、就業年齢層(18〜65)で考えれば一人あたり一本より多い。個人と会社用という人だけでなく、個人でも携帯電話とタブレットやWi-Fiルーターの契約者は多い。携帯電話の回線という意識は薄いかもしれないが、キャリア回線付きのタブレットやソフトバンクが只で配っていたフォトスタンドなどは立派な携帯電話端末で電話番号も持っている。そして、キャリアの契約回線数としてカウントされる。

 携帯電話の契約をするときにフォトスタンドを勧められた人は多いだろう。中には、「実質ゼロ円」という言葉に騙されて使いもしないのに契約をした人もいるのではないだろうか(ここを読む人にはいないだろうが)。それが、キャリアの回線純増数に貢献する。そして、契約回線の増加はキャリアとしての信頼性につながり、株主の印象も良くなるというものだ。

 ショップの店員が盛んにフォトスタンドやWi-Fiルータを勧めてくるのには、キャリアの圧力やインセンティブ、ショップのノルマが有るのだ。金が有り余っているなら、ショップ店員の業績評価に協力してやるつもりで3つくらい買ってもいいかもしれないwww

 しかし、今時のタブレットしてはちょっと、いやかなり寒い仕様だ。自社で作っている Nexus 7 と比較してスペックダウンしているところが残念だ。ATOM のシングルコアが Tegra 3 の 4 コアと互角とは思えないのだが、どうなんだろう。

 後、「マイクロSIMカードは好みの通信会社のものを自前で調達して使えます。」と簡単に書いてあるが、手持ちの端末の SIM を抜いて挿したらいいというものではないだろう。パケット定額が受けられるかどうかによってパケット料が跳ね上がる(最悪青天井)可能性も有る。キャリアごとのネットワークの設定とかが一般人に出来るようサポートされているんだろうか。

 人柱になりたいところだが、宝くじが当たらなかったので無理だ(買ってもいないしね)。どなたか、こんな因業サイトに引っかかったよしみで買ってレビューを書いていただきたい。そして、そのURLを教えて欲しい。

ASUS Fonepad 国内発表、インテルAtom採用の7インチ3G対応タブレット – Engadget Japanese

xpadfone2.jpg.pagespeed.ic.L4T-i-ooFGASUS が7インチAndroid タブレット Fonepad ME371MGを国内向けに発表しました。ASUS の PadFone シリーズといえばスマートフォンがタブレット型のシェルと合体する製品でしたが、今回国内発表のFonepad は特に合体ギミックのないAndroidタブレットです。Fone〜が付いているのは、3Gに対応して通話もできることから。

冗談のような名前のほか、現状のAndroidタブレットでは数少ないインテル Atom プロセッサを搭載することも特徴です。

国内版 Fonepad ME371の仕様は、7インチ1280 x 800 IPS液晶(10点マルチタッチ)、インテル Atom Z2420 (1.2GHz シングルコア、PowerVR SGX540グラフィック)、1GB LPDDR2 RAM、8GB eMMCストレージ。

無線は 802.11b/g/n、Bluetooth 3.0、携帯ネットワークは 2G GSM/EDGE 4バンド、3G W-CDMA / HSPA+ が850/900/1900/2100MHz帯。SIMは microSIMスロットを備えます。

I/O類はmicroUSB、microSDスロット(SDHC対応)、マイク、スピーカー、ヘッドセット端子。前面120万画素カメラに加えて、背面300万画素カメラも備えます。バッテリー容量はかなり大きい4270mAh。駆動時間はWi-Fi接続時 約11.5時間、モバイル通信時は約9.5時間。(計測は「輝度100cd/m2設定で720p動画を連続再生、電波を正常に受信できる状態」)。本体サイズは 196.6 x 120.1 x 10.4mm (やや厚い)。重さは340g。OS はAndroid 4.1.2 Jelly Bean。

ASUS Fonepad ME371MG は4月25日から、オープン価格 / 実売2万9800円で販売予定。3G通信を使う場合、マイクロSIMカードは好みの通信会社のものを自前で調達して使えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です