レビュー記事2題(Windows8, WindowsRT)

 右のスコアは社給ノートPC(2011年春のwindows7 32bit,i5-2,5GHz,128GB-SSD,8GB-RAM)のもの。オフィス系ソフトの使用には困らないが、大きな Excel ファイルや FileMaker の DB を複数開いて作業していると日本語変換ができなくなったり pdf ファイルを開くのに1分かかったりする。熱を持ってファンが回りっぱなしになることもしょっちゅうだ。「(4.4 スコアのマシンで)難なく仕事」をこなせるんだろうか?

 ただし、社給PCも支給当時は速かったから、例によって Windows や Office のゴミが溜まって本来のハードウェアの性能がでなくなっている可能性は否定出来ない。しかし、5.5 のマシンが1年半でこのレベルになるということは、4.4 のマシンだともっと遅くなるという可能性は高いだろう。まあ、ウェブブラウジングやネット動画を観るくらいは余裕であるとは思うが(個人のマシンなら、再インストールしてリフレッシュするということも可能だし)。

 ローエンドの Windows PC の市場価格をあげようという業界あげて(メーカー、Microsoft、取り巻きマスコミ)の大合唱の一つだろう。そもそも、ご本人が買っていない時点で数年に一回しかパソコンを更新しない一般ユーザには参考にすべき記事ではないだろう。

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 Windows エクスペリエンス インデックスは、総合 4.4。プロセッサ 6.3、メモリ 5.9、グラフィックス 4.4、ゲーム用グラフィックス 6.0、プライマリハードディスク 5.9。PCMark 7は2075 PCMarks。CrystalMarkは、ALU 28286、FPU 26467、MEM 20630、HDD 9778、GDI 8899、D2D 1295、OGL 3130。

 Core i3とIntel HD Graphics 4000、そして5,400rpmのHDDという構成なので、高速では無いものの、普段使い用としてはまったく問題無いレベルだ。参考までに筆者のThinkPad X201i(Core i3-M330/2.13GHz、メモリ8GB)は、6.1/6.1/4.5/5.2/5.9。かなり近いスコアだが、Windowsストアアプリを複数起動しつつ、PhotoshopやIllustratorで同時に編集可能。難なく仕事をこなしている。

 ちなみに、こちらは Surface(Windows RT)のレビューだがアメリカのサイトらしく辛口だ。日本の提灯マスコミが黙して語らない、解像度の違いについて詳細に記述している。その記述にも納得できるものだ。曰く「キーボードを使って操作するときには(Retina と比較して)差は感じないが、手に持って目とパネルとの距離が近くなった途端ビットが目につくようになる」というものだ。Retina の優位性について全面的に肯定することも、見分けがつかないとすることもない。自分の感覚にかなり近い。

 RTの悪いと所として、「Windows RT is a broken concept」と書いているところが素晴らしい。未だに、RT はそのコンセプトがはっきりしないままだ。「Windows RT には従来のパソコンで使っていたソフトウエアをインストールすることは出来ない。Office はあるが古いバージョンのサブセットでしかない(2010 の機能を使ったファイルは互換性が失われる可能性がある)。」というのが事実だろう。

Microsoft Surface RT Review | Pocketnow
Pros
+ Truly unique hardware
+ Great battery life
+ Bright, well-saturated display (despite being low resolution)
Cons
– Windows RT is a broken concept
– Laggy performance
– No cellular data option
– Keyboard covers are way overpriced
– Capacitive home button is prone to accidental presses

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