XOOM #19 iWnn vs Simeji 入力

 iWnn と Simeji で同じ文章を入れてみた。学習の差が出るとまずいので実行前に学習記録は消した。さらに、入力ミスのリカバリで差がつくのも比較として問題があると思い、比較的にスムーズに入力できた時のものを採用した。実際には Simeji のフルキーボードでの入力は悲惨で、入力ミスをしやすい上にリカバーするためのバックスペースの位置にPキーがあるので大きくタイムロスすることが多かった。ビデオにはそういう回は残していない。

 後、予測変換の候補も使っていない。本来は使い込んだ辞書で予測変換を使うべきだが、それではメインに使っている IM ではなく入力者の習熟度合いのテストになってしまうからだ。また、顔とデバイスの間にカメラを置いて録画したので、本来の速度は出ていない。特に、おまけの iPhone での入力は本来より遅いと思う。

 入力した文字列は「子供の頃にだけあって、大人にない、たとえば忘れられてしまった古い習慣のように、過去の奥深いところにある感情。」。久生十蘭の文章。青空文庫にあるから一読をお勧めします。

XOOM IM 入力比較動画(Youtube)

 最後にiPhoneでもやってみたがやはりどれよりも速かった。物理的な指の移動距離が少ないのだから当然だろう。また、iWnn のフルキーボードはストレスは少なく、使い込めばもう少し速くなりそうな手応えはある。ついでに、気づいた改善ポイントを列記しておくので iWnn の開発関係の方が見る機会があったら考慮して欲しい。

  • テンキーを常時表示できるモードを増やして欲しい。短辺が800ピクセルもあるタブレットなら一列増やしても本文の見通しは悪くならない。
  • 予測変換候補をキー(スペースまたはタブ)で選べるようにして欲しい。「へん」と入力したときに候補として「変換」が出ていても「変換」をキーで選ぶことができない。候補列は一番上のホームから遠いところにあるので押すのが面倒。さらに、候補を押し間違える可能性がある。キーの連打なら
  • 指が動かないので押し間違いはない。また、変換キーは最下段のホームから手のひらを動かさなくてもいい場所にある。

  • 「ん」の取り扱いをPCと同様にして欲しい。PCだと「変換」と入力したいときに「henkan」と入力した時点(表示は「へんかn」)で変換キーを押せば「変換」に変換される。このくせが染み付いているので、「へんかn」と確定されてイラッとすることが何回もあった。(IM の設定で変えられるのかもしれないが見つけられていない)

ちなみに、同じ文字列をiMac+HHKBで打ったら30秒かからなかった。

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