iPhone 4Sのバッテリー問題について惜しい記事 gizmode

 アップデートしてしまうと検証は難しいが、アップデート後にバラツキがあるということなら話は別だ。gizmode の記事は個人では難しいテストをしていて興味深い。これによるとハードには問題がないということが分かる。

 残念なのは、あと一押しが足りないこと。同じハードとOSで電池の消耗度合いが異なることが突き止められたのなら、問題となる環境の特定も可能だったはずだ。電池の持ちの悪い端末の環境と同じものを二つのアカウントに再現し、アプリを半分ずつ消して電池の減りを見るを繰り返せば特定できたはずだ。そうすれば、特定のアプリが悪いのか特定のアプリとOSとの相互作用が問題なのかはわからないが、「このアプリを外せばいい」ということが分かるし、そのアプリの作者はアプリをアップデートすることも可能だろう。

 apple にとっても、原因となるパターンが解析されれば OS を修正するのも楽になるはずだ。

iPhone 4Sのバッテリー問題はハードの問題ではなさそう : ギズモード・ジャパン
iOS 5.0.1にアップデートしてもiPhone 4Sのバッテリーの問題が改善されない人がいるのは何故なのか? ソフトウェアのバグ…という線は考えられそうですが、ハードウェアの問題…という可能性は薄そうです。

ZDNetがアプリ開発者の男性に頼んで2台のiPhone 4Sでテストしてもらいました。ひとつはアイドル状態でバッテリーがすぐ減る問題のあるiPhone 4S、もうひとつはバッテリーに問題のないiPhone 4Sです。どちらも同時に買って、どちらもiOS 5.0.1を搭載し、どちらもAT&Tの回線で動いています。どちらも同じバッテリー寿命であるはずなのに、どうして片方はもう片方より早くバッテリーが減るんでしょう?

ハードウェアの問題かどうか調べるため、テストではまず両方ともバックアップをとって、工場出荷状態に戻しました(ファクトリーリセット)。その上で、各端末のバックアップを交換して復元してみたのです。つまり最初バッテリーに問題のあった端末にはバッテリーに問題のなかった端末から取ったソフトウェアを入れて復元し、バッテリーに問題のなかった端末にはバッテリーに問題のあった端末から取ったソフトウェアを入れて復元してみました。

バッテリーの問題がハードウェアからくる問題なら、バッテリーに問題のあった端末はソフトウェアを入れ替えてもバッテリーに問題が残る…はずですよね?

ところがテストではソフトウェアを入れ替えたら…直っちゃったんです。

ソフトウェアを入れ替える前まで激減りしていた方のバッテリーはいきなり持ちが良くなり、逆に、持ちが良かった方のバッテリーは激減りになってしまったのですね。

というわけでこのサンプリングテスト1回の結果から導き出される結論は、バッテリー問題はソフトウェアの問題であってハードウェアの問題ではない、ということ。つまり直せる。nanoみたいなバッテリー由来の問題じゃないんなら、早く直してもらいたいですねー。

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