呉越同舟:Windows RT タブレット第一陣は ASUS、レノボ、東芝、サムスン

Windows RT Windows 8 周辺も賑やかになってきた。実際には数ヶ月以上前からの調整と契約を経ての発表だろうが、プレーヤーとしては実力十分なラインナップを揃えた。Surface の発表で離反者が出たのか出なかったのかは分からないし、全社が運命共同体とは思っていないだろうが、呉越同舟で船団を組むことに合意したらしい。

 この船が沈むのか勢い良く船出するのかは今年のクリスマス商戦の結果で分かる。対 Android、iOS でけでなく、Windows 8 の中でも競争となる。Android 市場での力関係そのままになるのか、どこかが逆転の足がかりをつかむのか、見所は多い。

 他人事ながら懸念されるのは、同じメーカーが Android と Windows RT をリリースしていることだ。同じ見た目のハードウェアで OS が違うということが売り場で正しく伝わるだろうか。ここでは取り上げられていないが、Surface には Windows RT と Windows 8 が存在する。

Windows RT タブレット第一陣は ASUS、レノボ、東芝、サムスンから – Engadget Japanese

水平分業が Windows 成功の秘訣だったはずですが、i帝国が垂直統合で勢力を伸ばすなか、マイクロソフトもパートナーの選択と集中を進めているようです。同社は ARM 版 Windows こと Windows RT について、すでに NVIDIA、Texas Instruments、Qualcomm の三社がチップセット供給の役割を担うと発表していますが、China Times によれば MS はさらにチップセット各社に OEM パートナーを2社だけ選ぶよう指示したとのこと。

これを受けて NVIDIA はレノボと Asus を、Texas Instruments は東芝を、そして Qualcomm はサムスンと HP を選択。ただし HP は当面 x86 に集中するため候補から下り、かわりに Dell が浮上しているという話です。というわけで Windows RT デバイスが10月に発売されたあかつきには、以上の4-5社と MS 自身による Surface という布陣になりそうです。そのほかの企業への開放は来年1月以降になる見込み。

こちらは、Surface の価格について。こちらは Windows RT ではなく、intel core を載せたハイエンドバージョンなので、あながち間違いではない可能性もある。また、Microsoft がパートナー企業の需要を侵食しないようにあえて、高価格で他社の割安感を演習する作戰かもしれない(Microsoft ならそんな戦術を取ることも可能だろう)。個人的には、intel core 版の Windows pro なんて商品企画の時点で失敗決定だと思っているが、噛ませ犬としてなら理解できなくはない。

【噂】7万8000円から? マイクロソフト「Surface」の容量と価格がリーク!? : ギズモード・ジャパン

いやいや、高すぎだろー!

と信じがたい価格設定だから、この噂はちょっと疑ってかかっていった方がいいかも。

スウェーデンのオンラインストア「Webhallen.com」。こちらのサイトには、まだマイクロソフトが発表していない新タブレット端末「Surface」の価格が提示されているようです。

実際にアクセスしてみたところ、確かにありますね……。Surface。「1kr(スウエーデン・クローネ)=11.21円」くらいなので、32GBモデルの6990krは7万8000円くらい。128GBとなると14999krなのでなんと16万8000円! ノートパソコンのイイヤツ買えちゃうよ!!

……うーん、税金とか考慮してもちょっとコレはないと思うんですが、どうでしょうか? ショップ独自の先行予約受付によるプレミア価格(ボッタクリとも言う)って感じかもしれませんが、それにしてもボリ過ぎ。混乱を防ぐためにも、マイクロソフトには早く正式な価格発表してもらいたいところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です