RD-X4 インターフェース1

 主に不満な点をリストアップ

1.見るナビ

 最も良く使う見るナビ画面。リモコンの移動ボタンでターゲットを移動するが、左右ボタンは押し続けると行をまたがって移動し、左上で左、右下で右を押すと次のページへと移動する。ところが、上下ボタンは押し続けてもそれ以上移動しない。下を押し続けても上へ戻ることも右の列に移動することもない。


2.録るナビ
 次に良く使う予約登録と確認画面がこれ。左右矢印ボタンの動きは見るナビと一緒だが、上下ボタンは違う。上下ボタンを押し続けると上又は下に移動する。小さなことだが、こういう基本的な不整合がそこここにあり、戸惑うことが多い。
 それと、この画面では左右にターゲットが移動することに意味はない。このリストでは、一タイトルが一行なんだから、ターゲットレコード(タイトル)の移動は上下だけでいい。そして、スクロールとページジャンプができれば十分だ。項目間の移動(左右方向への移動)は編集モードに入ったときだけでいい。
 大体、一レコード(タイトル)一行のリストのページ移動が左右キーで行われることにはすごく違和感をがある。


 不整合とは別にメニュー画面が使いにくい。全てがページ単位でスクロールしない。ページ送りはあってもいいが、スクロールがメインのほうが分かりやすいと思う。

・現状:左右ボタンを押し続けると左上と右上ではページ送りになる。画面は全てリフレッシュされ新たな6タイトルが表示される。上下ボタンは上下するだけ。ページ送りボタンは左上・右上と同じ動き。


・スクロール案:ページ単位という概念はなく、左右ボタンを押した場合はジグザグにターゲットをめぐり、上下ボタンで一番上、一番下の次は次の行が表示される。ページ送りボタンでページ単位のジャンプを行う。

 リモコンの操作体系が全然練られていないと感じる。めったに使わない単機能ボタンが多すぎる。DVDを使うときにしか使わないような専用ボタンは邪魔なだけだ。プログレッシブボタンなんか、機器のセットアップ時に一回使うだけだろう。そんなものを常時露出しておく必要はないだろう。

 一番戸惑ったのが、プレイボタンと決定ボタンの役割分担。プレイボタンは、方向キーとは別カテゴリーとしてまとめられている(場所が違いボタンの形も違う)。ところが、見るナビでタイトルを選んだときには決定ボタンで再生できる(プレイボタンも効く)。しかし、早送りやスロー再生では効かない。早送りやスロー再生といった再生モードは方向キーの周りに配置されたリング状のボタンで開始するのに、それをキャンセルし通常再生に戻すには異なるラインのプレイボタンを押す必要があるのだ。頭では分かる。分かってはいても、決定ボタンで通常再生に戻すべきだと思う。そうすれば、キャプチャーを打ちたいときに早送りで目的箇所に近づき通常再生・頭だし箇所通過・スロー戻り・スロー再生・キャプチャー打ちといった一連の操作が中心の方向ボタン周辺だけで完結する。

 それと、普段の利用で一番不満なのが、ビデオのチャンネルとテレビの操作ボタンの位置関係。ビデオのチャンネルは普段、RD-X4のチューナーを使ってテレビを観るときに一番良く使うボタンが、押しにくいリモコンの右上端だ。また、テレビ操作ボタンが一カ所にまとまっているのはいいが、ビデオのチャンネルが遠すぎるためにチャンネルを換えてテレビの音量を調節したい場合にすごく使いにくい。チャンネル操作と音量調整は一連の動作なのだから近くに置くべきだろう。

 また、何を考えてこんな配置にしたのか理解に苦しむのが、リモコンの数字ボタン。0(ゼロ)がこんな位置にあるテンキーなんて見たことがない。

 RD-X4の操作はクイックメニューを使いこなすことで楽になる。クイックメニューの操作は間違っていないと思う。これだけの高機能なものをハードボタンに割り当てるのは困難だ。その場面で行える操作や設定を選択して出してくれる、PCのポップアップメニューのような感じのクイックメニューというアイデアはいいと思う。だったら、もう少し大きな押しやすい目立つボタンにしたほうがいいだろう。

 PCでタイトルデータの編集をしたり、予約をしたときに出る「完了できました」というダイアログは邪魔だ。完了できましたというのを出すのではなく、完了して変更完了した画面に戻ればいい。失敗したときだけ、その理由を教えてくればいい。

 見るナビでタイトルを削除したときに、テレビ画面まで戻るのはおかしい。見るナビのタイトル一覧でタイトルを選んで削除したんだから、タイトル一覧に戻るべきだろう。たまったタイトルを確認しながら消していくときに、一つ消すたびにテレビ画面から見るナビボタンを押すのは無駄でしかない。

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