正月に、兄からiMacDV600をもらった。グラファイトのカッチョエエマシンだ。何回かは動いて、これが動いているDuronにfedoraをインストールするときにCDデータのダウンロードとCD化に活躍してくれた。そのときにも、画面が揺れるとか縮むといった症状があった。
その後電源すら入らなくなった。こういう症状についての経験はある。SE/30で散々苦労したアナログボードトラブルだ。SE/30のときは、モニタが縦一本線になった。アナログボードの交換をして復活もした。NIFTYのフォーラムでも話題になり、ハードに強いユーザーの解析により原因と対策もオーソライズされた。P1Jコネクタの接触不良かコンデンサの寿命により復活したとの報告が多く寄せられていたものだった。
iMacにも同様の弱点があるらしく、オークションにあふれる「電源が入らないジャンクiMac」の大半がアナログボードのトラブルのようだ。原因は、フライバックトランスか電源管理IC(?)の故障らしい。症状はぴったりだ。問題は俺のグラファイトiMacの場合どちらかか、両方かが微妙だ。ICの交換だけで済めば安く上がるが、ICに問題がない場合やフライバックトランスにも問題がある場合は二度手間・二度出費となる。その場合、アナログボードの交換をしたほうが手間も少なく確実だろう(Appleの修理だと、アナログボード交換で25000円くらい)。
それ以前に、オークションなどで出回っているのがrev.Dまでと書いてあること。アナログボードの性格から考えて、あまり関係がないとは思うが、ファンレス化するときにレイアウトが大幅に変わっているらしいので、それにつれてパーツも見直している可能性はある。
iMac DV日記(その1)には、DVをIC交換で甦らせた実例が載っているが、この方はICの交換だけで済んでいる。
しかし、この作業はかなり荷が重い。ブラウン管まではずさなくてはならないこととハンダ・テクが必要なこと。これは大きなハードルだ。トランスも電源管理ICもムカデのような形ではないが・・・基盤のハンダ付けなんてしたことがないからなあ・・・原理は理解しているけど・・・気が重い・・・
rev.Dのタンジェリンが一台あるから、フライバックトランスとICは確保しておいてもいいかもしれない。こちらは、もしものことがあってもダメージが少ないから・・・