PObox 2題+1

m:p:d: 縦にながーいのは疲れる、横一行のみも疲れる

変換候補は横に4~5つしか表示されない。単漢字変換でもしようものなら、変換候補を送るスペースキーを何度も何度も押すことになり、苦痛である。

 A5502Kの日本語変換画面(Advanced WNN)を見ていて、携帯の場合は、順位の低い変換候補に移動するより、次の文字を入力し、候補を浮上させたほうがよさそうだと思った。A5502Kの画面はQVGAでprismよりはるかに大きいので、候補は10近く表示されているが、そこへ移動するだけで、数回のキータッチが必要だろう。タップできる液晶なら下のほうの変換候補を爪でチョンと選ぶことも可能だが、携帯は無理だから。

 無駄に長い変換リストを表示するより、本文の表示行数を増やすほうがいいと思うがどうか。

 昔は、Graffitiでがんばって入力して、ATOKもPOBoxもない日本語PalmOSの標準変換機能、あるいはJ-OS IMEの変換を使っていたもんだけど、ほんとに贅沢になったもんだなぁと思う。

 同感。俺のprismはPOBoxで平均4単語くらいしか候補を表示してくれないが、満足して使っている。ATOKとPOBoxを同居させる余裕がないからね。

SHUTTER -POBox大富豪(?)辞書-

 単漢字にはどうしようもないけど、辞書を充実させれば2文字か3文字入力するだけでヒットする確率が各段に上がると思う。俺は先日ユーザー辞書を失って再登録したばかりで、辞書の入れ替えに躊躇している。ホームページには簡単にできると書いてあるが・・・

 ただ、POBox変換方式にはクセというか、PCとかで一般的な文節・連文節変換(AI変換は連文節変換の拡張だろう)と異なる特徴がある。それは、付属語と活用語尾だ。ある程度使い込むと、特定の終助詞や助動詞の終止形が単語を確定した後にトップの変換候補に上がってくるようになる。確かに便利だが、michieruさんが指摘するような弱点でもある。

定型的な文書作成・文書入力には、学習能力の高いPOBoxFEPを使いたい。
しかし、一般的な文章には、総合力の高いATOKを使いたい。

 POBoxを使い込んで、手になじむと、表現までもが固定的になってしまう可能性がある。上位変換候補を選んでいったほうが入力が楽だし、その候補を見るとそれに引っ張られて文章をつなげていってしまうようになる。POBoxの変換候補が文をリードしてしまうのだ。業務連絡ならこれでいいが、一般的な文章の場合は違和感が残る。同じ表現の紋切り型が続くような文で長文を書かれたらたまったものではない。

 俺の場合、Prismではまとまった文章はもちろん、メールすら書かないから余り困らないが、blogやメールを書く人には不便なシーンが多いだろうと思う。このあたりが、POBoxを使うかATOKを使うかの選択基準かもしれない。

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 大富豪辞書というのものを見つけた。そう、POBoxinlineに同梱の富豪辞書をさらに強化した大富豪だ。メモリに余裕のある人はぜひお試しいただきたい。フリーなので、感謝して使おう。

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