3G携帯三つ巴

J-フォン、写メールにも対応したVGSのネット接続サービス

 完全に魅力を失った現在のJ-phone端末だが、この三洋の機種はデザインとデジカメの仕様(メモリカード対応なのになんで中途半端な画素数にしたのか理解できない)を除けばかなり俺の理想に近い。

 サービスも192文字まで受診無料が引き継がれるらしいし、パケット単価0.2円は写メールを送るには値上げだが、メモリカード対応なら送る機会は少ないだろうし。

 気になるのは価格と重さだ。通信部分に盛り込んでいるものが多いからかなりの従量増が予想される。価格も正比例するはずだ。低価格期待要因は、3Gの普及に対するvodaphoneの資本投下だけだ。出遅れたvodaphoneにとっては、強襲揚陸艦で上陸作戦を繰り広げるようなものだ。10月から年末までの4半期でどの程度の回線数を確保できるかは重要だろう。出遅れを巻き返し、3G端末の比率を上げるためにvodaphoneがどこまでつぎ込むかがみものだ。三洋の頑張りにも期待したい。

 俺だけかもしれないが「docomo=NEC、AU=sony、j-phone=シャープ」というイメージがある。三洋としては、vodaphone=三洋のイメージを固めたいはず(でしょ?)。vodaphoneのW-CDMA/GSM/GPRS端末という世界戦略商品のリーダーになることは大きいはず(やろ?)。この端末は本当の世界戦略(といってもvodaphoneがキャリアをしているところだけ)商品だから。3Gといいながら、日本でしか使えないfomaやauの既存端末とは違う、本当の3Gだから。マイナーな三洋ブランドを売り込むチャンスでもあるのだから。

 注意しなければならないのは、3Gはユーザーにとってメリットが少ないことだ。俺はこの端末が気になって3Gに興味をもったが、この手の端末が好きじゃないユーザーにとっては、何の魅力も感じないことだ。端末の生産台数に影響をもたらすほどのユーザーが海外でも同じ携帯端末を使いたいと思っているわけでないと思う。

 技術を前面に押し出した広告は失敗する。docomoのFOMA、AUのcdmaOneが不発だったことを思い出すべきだ。価格的には、Xboxの失敗にも学んで欲しい。

 8月末の無料期間終了とともにAuへの移行を決意していたが、Auの3G2世代目端末とV801SAを比較して再考することに決定した。

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