午後からこのサイトのアクセスできなかった。最初、MTのトラブルかとも思ったがftpも受け付けないしトラブルが起ったことしか分からなかった。時間帯が時間帯(午後2時頃)だったので、熱暴走かと焦った。

 帰ったら普通に電源が切れていた。子供に聞いたら「すごい雷があって、だいぶ停電した」。

 前に使っていたmacなら自動的に再起動することもできたが、Duronには無理だ。その当時は、「なんでそんなことする必要があるんだ?」と思っていたが、こういうときのためだったのだ。10年近くも前から、常時接続・無人状態でネットワーク越しに使われることを想定していたなんて、Apple恐るべし。

 こういうことに出会うと、びっくりし感激もする。しかし、俺は当時は意味が分からなかった。大半のユーザーもそうだ。全然ユーザーに訴求しないところで、ツボにはまる機能を潜ませているんだよなあ。繰り返しになるが、まったく売上に貢献しないことなのに手を抜かない(今のシリーズがどうなのかは知らない)。2003年のwinXPマシンにも停電後に自動的に再起動できるのは少ないだろう。

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追記:

 トラックバックで上記の認識不足を教えて頂いた。AT互換機(この仕様はハードウェアレベルのものなので、winXPという表現は完全にずれてました)の場合は、BIOSの設定で実現するということを知らなかったので、恥をかいてしまいました。紹介されていたページのBIOSの設定を見たら、俺のDURONのBIOSとかなり似ているので、多分同じことが可能だろう。恥をかいたが、おかげで一つ賢くもなった。ありがとうございます。

 ところで、なんでこんな思い込みをしていたのか考えたら、更なる認識不足が発覚した。そう、IIci時代のwin3.1マシン(PC-98とかAT互換機ね)は元々ソフトスイッチじゃなかったのだ。プッシュボタンだったから、停電があっても自動的に再起動していたのだった。当時からソフトウェアスイッチだったmac機はそれができなかったので、サーバーなんとか読んでいた例のメイン電源ボタンが採用されていたのだった。貧乏性の俺は、毎回メインスイッチを切っていたし、サーバーとして使っていなかったので、必要性を感じてはいなかったのだ。

 その後、AT互換機がいつからソフトウェアスイッチになったのか、BIOSでの設定が可能になったのかは分からない。それどころか、今使っているiMac(OS9の333Mhz)がそういう使い方ができるのかも知らないことにも気づいた。

 あれ、よく考えたら、SE/30もメインスイッチは固定だったことを思い出した。特殊なタップで、ADBでの電源on/offを実現したものや、タイマーで起動するものもあったことも思いだした。この場合も、メイン電源はonのままにしてタップで電源投入していたに違いない。ということは、停電時には再起動がかかったはずだ。

 ソフトウェアスイッチを採用した機種の例のボタンが画期的だったのは、ソフトウェアスイッチと常時電源オンを分かりやすいユーザーインターフェースでハード的に実現していたことか。

 と、記憶をたどりながら考えたら、さらに誤った思い込みの原因が分かった。その昔汎用機の電源をオンオフしていた俺は、サーバーような機器は電源を入れるときには鍵を使ったり、物理的な電源スイッチを操作しなければならないという思い込みがあった(今でも汎用機やサーバー専用機には鍵がついている)。だから、常時電源オンにするには何らかの物理的スイッチが必要に違いないという思い込みがあった。

#ところで、トラックバックを受けてそれについて書きたい場合は、新たに新しいエントリを作ってトラックバックするのがいいのか、こちらに続けて書く方がいいのかどっちだろう。

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