トレーニングログ 2016/10/15 31.4㎞ 青野ダム南周・4周

 社宅から自宅に戻る時に途中の千丈寺湖(青野ダム)に寄って32㎞走って来た。

 青野ダムはこのブログでも自転車で走りに行ったことを何回も書いたところだ。時分は、自転車のときには自宅から自走で行くが、もっと遠くから自転車を車に積んで走りに来る人も多い。多くの駐車場があり、トイレや自販機が数カ所にあるので、便利だからだ。昔は走っている人を見て「ご苦労さんなこって」と思っていたが、いざ自分がその立場になってみると、結構楽しい。

 ただ、自転車の場合には全周(13㎞)を走るのが普通だが、ランニングの場合には単調で日当たりの良い北の方には行かずに南の方(8km)を回るのが楽しい。木陰が多く、夏でも風が冷たい冬でも比較的穏やかだからだ(冬のランは経験していないが)。ただし、南はアップダウンが多く、結構辛い。今日も終盤には北に行って距離を稼ごうかと思ったくらいだ。STRAVAのログでは獲得標高が800mとなっていた。長くて斜度の高い峠道のような上りは無いが、坂の上が見えないくらいの上りは常に続いていてペースを維持するのが難しい。

 スタートは11時頃だった。スタートで心拍センサーがペアリング出来ず凹んだ。「もう、2週くらいでいいか・・」と思って走り出した。調子は良くもなく悪くもなくといったところだったが、上りで心拍が上がってきつかった。半周くらいで調子が出始めたが、2周めの途中でヘッドセットの電池が切れた・・・せっかくポッドキャストを聴かずに溜めていたのに・・・しかも、STRAVAの1kmごとのアナウンスが聴けないのでペースがつかめない。距離が分かっていたし周回なのでどれくらい走ったかが分かったのが幸いだった。一本道の知らないところだったら完全に心が折れていただろう。

 距離は分かるが、ペースは分からないので、フォームと息苦しさと足の痛みとの相談しながらペースを刻み、「結果がキロ7分でもいいや」と気楽に走り続けた。足音と呼吸音と鳥や獣の泣き声、新興宗教のイベント、バス釣りのボートの音とかを聞きながら走るのも悪くなかった。

 最高の秋晴れで暑かった。本番は5度以上低いだろう。今日は、途中で汗が目に入って痛くて集中できなくなった。また、靴紐が緩んで解けたのも初めての体験だった。

 今日は、最近に珍しく足の調子がよくアキレス腱は最後まで痛まなかった。かかとも左足の甲もほとんど痛まなかった。右の大殿筋が疲れたのと左膝の甲がKPIになりそうだ。3周を回ったところでかなりしんどかったが、30㎞というのは未踏域なので、行けるかどうか分からないが走ってみた。最悪歩いてもいいという位の気持ちでフォームに集中して走った。4週目になると前傾を保ちたくてもすぐに体が直立してしまう。前傾を保てれば自然に足が前に出るのだが。

 また、今日は着地に違うアイデアを入れてみた。これまでは親指の付け根付近の拇指球が一番強く当たるように足を着いていたが、足首の角度をちょっと変えて親指の付け根から小指の付け根の拇指球全体で受け止めるようにしてみた。これはスピードには影響しないが、足への負担が減りそうな気がした。

 3週目をスタートしてすぐに後ろから来るカップルに抜かれた。前後で話をせずに走っていたがペアのTシャツを着ていたからカップルだろうと思った。先をゆくお兄さんのフォームは力みもなくキレイだった。速度的には大差ないが確実はなされて見えなくなった。その後、もっと速い、陸上競技っぽいペナペナの短パンにランニングシャツのお兄さんにぶち抜かれた。こちらはあっという間に消えていった。サブ3とかの人なんだろう。その後、4週目の半分くらいでカップルが歩いているので抜いた。歩かなあかんようになるというのはペース設定ミスだろう。女性の練習に付き合っただけかもしれないが。

 3周を終えて水を入れ直した時の再スタート時に操作をミスってSTRAVAの走行ログがおかしくなった。残念。1㎞以上ログを取らずに走ってしまった。なので、本当はあと1kmは走ったし時間もかかっている。

 家に帰って心拍計の電池を入れ替えたら正常に認識するようになった。電池切れだったらしい。電池切れの警告的なものが無いのが残念。後、出発前にiPhoneの残量では半分くらいあったのに1時間位でヘッドセットの電池が切れたのも残念。このヘッドセットは10時間の連続再生だったのに・・・本番はケーブル付きのほうがいいかもしれない。後、iPhoneの電池を節約するためにiPod shuffleの投入も検討したほうがいいかもしれない。

 今日は、完全に補給ミスだった。走り出す前にVAAMのゼリーを半分飲んだ時点で満腹感があり、走る前に食べようと持ってきていたスニッカーズ的なチョコバーを食べなかった。その時点で4周回るつもりがなかったから、「2時間ならこんな消化の遅いもの食べても意味ないわ」と思ったのだった。そして、例によって給水が少なすぎた。2周めを回ったところで200ml程度しか飲んでいなかった。そして、3週目に入る時に水を補給せずに走り出したのだった。気温も上がってきたが途中で水が切れてしまい、3週目を走りきるまで我慢して走らなければならなかった。3週目に車に戻り水を飲み、ボトルに水を入れて走り出したが、のどが渇いて渇いてしょうがなかった。この時点で完全に脱水状態だったのだろう。走り出してからVAAMウォーターとVAAMゼリーの残りを食べただけだったの、エネルギーも足りなかったのだろう。

 本番はゼリーか羊羹かを定期的に食べるように持っていって、距離を決めて食べるつもりだ。給水については5㎞おきくらいに給水ポイントがあるので、最長でも5kmでは補給できる。なので、あまり心肺はしていない。気温が低いので発汗の量もすくないだろうし。ただ、このような経験は貴重だ。

 帰ってじっとしていると左足の甲とアキレス腱が痛んだが、32㎞もの距離を初めて走ったのだからそうだろうという程度の痛みだ。ふくらはぎや大腿四頭筋、大腰筋、大殿筋、中殿筋などの痛みは、今のところ、ない。それほど疲れたという感覚はない。足の痛みさえなければウォーキングに出たいくらいだ。少し脱水症状後の頭痛はするが、自転車で100kmを走った後のような倦怠感はない。心肺機能的にはあと10㎞は余裕そうだ。が、問題は足の痛みと大殿筋の疲れだ。大殿筋が疲れてくるとピッチが落ちる。これを効果的に鍛える方法を考えたい。