かかとで小石を踏んだ時の状態。靴の角度が変わるのが分かるだろうか。ソールが硬いので体重をかけてもソールに食い込むことはない。 しかし、これには落とし穴も有る。下肢骨を垂直(実際には僅かに外側に角度がつけてあるとは思うが)に保つための機能が強力なために平坦でないところでは足首をひねることに繋がるケースが有るのだ。自分が走っているルートは、散々書いたが、路面状態が悪い。古い簡易舗装は街路樹の根で隆起したり陥没したりしている。また、度重なる工事のせいで継ぎ接ぎだらけだ。傷んでいなくても、排水のために左右に傾斜しているところもある。こういうところでこのタイプのシューズを履いていると、思わぬ段差や路面の継ぎ目をかかとで踏んでしまうことがある。ベアフットシューズなら横にも柔軟性があるので靴と足の弾力で吸収できるような段差でも GEL 1120 では下肢骨を斜めにされてしまい足首をひねることになる。路面自体が傾いている場合はもっと長時間にわたって靴が斜めに向けようとするのを足首で耐えるしかない。