アシックス GEL 1120 そろそろ引退か

Gel1120側面。体積が大きく重い(320g)
Gel1120側面。体積が大きく重い(320g)
 関心空間のキーワードの登録日を見ると2007年10月だった。

ランニングというよりジョギング用に近いコンセプトの靴だ。足の保護と安定性を優先したクッションタイプ。後部と全部の高さの差が大きい。かかと着地した人が自然に前に体重移動出来るようにだろう。


ソール。黒と赤のアウトソールは硬く、姿勢を安定させる。かかと部分の中央が凹んでいる。
ソール。黒と赤のアウトソールは硬く、姿勢を安定させる。かかと部分の中央が凹んでいる。
 見た目でも実際に履いた感じでもはっきりと分かる、大きくて重いソールがその象徴だ。このソールにはショックを和らげることと下肢骨(脛骨と腓骨)の角度を垂直に近い状態に補正する機能が詰め込まれている。

厚くて広いヒール。平らな路面なら靴は自動的に垂直になる。
厚くて広いヒール。平らな路面なら靴は自動的に垂直になる。
 靴が着地した時の衝撃が直接かかとに伝わらないようにかかと部のソールはえぐられている。衝撃は穴の周囲のU字型のソールで受け止められる。このとき、足の踵より張り出した硬いソールが着地することで、斜めに着地しても靴が垂直なるように補正される。次に体重がかかっていくに連れて、ミッドソールとインソールのクッション材が変形することで衝撃を吸収する。

 かかと着地で自分の体重を自分の骨格で受け止めるトレーニングをしていないメタボの初心者等には必要な構造だろう。普通の革靴やバッシュなどよりはるかに安定がよく楽に歩けるのも事実だ。


かかとで小石を踏んだ時の状態。靴の角度が変わるのが分かるだろうか。ソールが硬いので体重をかけてもソールに食い込むことはない。
かかとで小石を踏んだ時の状態。靴の角度が変わるのが分かるだろうか。ソールが硬いので体重をかけてもソールに食い込むことはない。
 しかし、これには落とし穴も有る。下肢骨を垂直(実際には僅かに外側に角度がつけてあるとは思うが)に保つための機能が強力なために平坦でないところでは足首をひねることに繋がるケースが有るのだ。自分が走っているルートは、散々書いたが、路面状態が悪い。古い簡易舗装は街路樹の根で隆起したり陥没したりしている。また、度重なる工事のせいで継ぎ接ぎだらけだ。傷んでいなくても、排水のために左右に傾斜しているところもある。こういうところでこのタイプのシューズを履いていると、思わぬ段差や路面の継ぎ目をかかとで踏んでしまうことがある。ベアフットシューズなら横にも柔軟性があるので靴と足の弾力で吸収できるような段差でも GEL 1120 では下肢骨を斜めにされてしまい足首をひねることになる。路面自体が傾いている場合はもっと長時間にわたって靴が斜めに向けようとするのを足首で耐えるしかない。


 クッションタイプのシューズは平坦路で走っている時に衝撃は吸収できるが外乱に弱い。そして、自分が走っているルートは舗装路であってもオフロード並みに障害物が多い。変形した舗装や路面の継ぎ目などは土の道路の凸凹よりはるかに足に負担がかかる。

 下の写真をご覧頂きたい。数センチの段差が怪我の原因となるが、歩道にはマンホールの蓋やガス管・上下水道の工事跡がいたるところにある。行政の優先度から考えれば危険の大きな車道から整備するのは間違いではないだろう。人通りの少ない工業団地の歩道への予算が降りないのは、このご時世仕方がないことかもしれない・・・

 どこかでランニングシューズの寿命として「500km または 3年」と書いてあった。どちらも、主にクッション材の寿命という観点のものらしい。クッション材がヘタるのが500kmくらいで、経年劣化で弾力がなくなるのが3年ということらしい。このGEL1120は2007年なのでそう今日距離に関係なく寿命が切れている。同じモデルの新品と履き比べれば分かるかもしれないが、存在しない。今、新しいモデルが良かったとしても、新品だからいいのかモデル自体の性能が進化したのか分からない。

 とりあえず、モチベーションを上げるためにも、一足買ってみようかと考えている。GEL1120は自宅に置いて自宅に帰った時用に保存する。

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