Flesky についてさらに考えた

 iPad でQWERTY入力するときに本来の能力が発揮されるかと期待したがそれほどでもなかった。確かに、かなりいい加減にタイプしても補正してくれるが、補正しきれなかった時に全部打ち直さなければならなくなる。QWERTYモードでは予測変換が効かないので、変換してからいちいち確認しなければならない。

 更に、変換候補に入っていない単語に変換することができないので、入力をキャンセルして打ち直さなければならず、文章入力の流れが大きく阻害される。これが致命的だ。英語ならば単語レベルで補正結果がフィードバックされるから(英語は単語単位で必ずスペースを入れるのでその時点で判定が可能)、失敗時のペナルティは大きくないかもしれないが、連文節を入れてからの判断はペナルティが大きすぎる。

 今、日本語変換の主流は予測変換だろう。頭に描いた文字列を入力しながら表示される予測変換候補を見、合うのがあったらその時点で変換候補選択キー(PCではTab、iPadではスペース)を押し選ぶ(スマホの場合はタップも有り)。変換候補を見れば途中のタイプミスには気づくしその時点での修正は簡単だ。Fleksy は10文字なら10文字入力した上で修正するという発想だ。アバウトな入力でいいとはいえ、打鍵数が少なくていい予測変換を上回る入力効率を実現できるかどうかは分からない。

 この強力な補正辞書を使って予測変換候補を出してくれるようになれば飛躍的に入力効率が上がるのではないだろうか。QWERTY ではPOBox(http://www.pitecan.com/OpenPOBox/PalmInline/)のようなパタン認識(だったかな)を使った予測変換を実現して欲しい。今の技術なら10年前の palm でできていたこと以上のことができても良さそうなのに・・・

A5502K 変換について考える:追記
Flesky はまだ発展途上

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