自転車走行レーン?

行政の考える自転車レーンの実態。

roadside01 この幅20cmくらいの線の上を走れというのだろうか?

路側帯や路肩を入れても50cmもない場所がある。道幅を考えるときにセンターラインの位置を決めそのセンターラインから路側帯または外側線までの距離を決めて線を引いているのだろう。おそらく、自動車が通る幅の確保が第一なのだろう。歩道をどうするか排水路を付けるかどうかは予算次第で、それ以上の外側線より外側を作るのは地形的にたまたま道幅が取れるときだけなのだろう。


roadside02 これは府道。非常に走り易い。自転車レーンのペイントがなくても走り易い。理由は簡単。外側線の外が広いこと。それだけ。


 つまり、自転車専用道路とか自転車レーンとか目くらましでしかない。予算をとって仕事してますアピールだけで満足して終わり。危険度は全く変わらない。

 今の道路の設計が根本的に間違っているのだ。田舎の国道とかで片側だけに立派な歩道が整備され、反対車線側には狭い路側帯しかないところがある。歩行者や自転車は歩道を通るものという前提で設計されているのだ。こんな道をそのままにして、「自転車は歩道を走れ。左側通行をしろ」 と取り締まっても事故が増えるだけだ。片側二車線で中央分離帯があって制限速度が時速60kmのような国道の歩道がない側の歩行者にすら狭いような路側帯しかないところを中学生の通学や幼稚園の送り迎えのお母さんや電動自転車の老人に通らせるようなことはすべきではない。

 道路を作り直すには時間も金もかかる。が、せめて新しく作る道や大きな改修工事をする場合には自転車や歩行者まで考えた設計にすべきだろう。

 法律や取り締まり強化だけでは何も変わらない。

「自転車走行レーン?」への2件のフィードバック

  1. コレ強烈ですねww
    このレーンをちゃんと走りきれたら、平均台の上で自転車乗れるんじゃないですか??
    こないだ、久しぶりに夜のR176走ったんですけど危ないですね。
    これからは安全な自転車ライフにしようと思いました。

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