「差別化」の負の側面:なぜAndroidスマホを「Android 4.0」へアップデートするのは難しくて時間がかかるのか?

 何回も書いているので飽きているが、Android の UI はデタラメだ。プリインストールされたアプリしか使わないなら問題はないが、アプリをダウンロードして楽しもうと思った瞬間から急激に難易度が上がる。

 ICS(Ice Cream Sandwich: Android 4)が発表され一部の機種に搭載されてから2ヶ月が経過しようしているのに、未だに前バージョンの OS を搭載した端末が「新発売」され続けている。一番ひどいのはタブレットで、2.3と3.2と4.0の3種類のOSバージョンを搭載した機種が同時に最新機種として販売されている。

 日本メーカーは「ガラスマ」機能を搭載してることが多いので、余計にアップデートの負担が大きいんだろう。ガラスマ機能を実現しているドライバやアプリを新バージョンに対応させ、それらが正しく機能するか検証しなければならない。しかも、そのことは売上に貢献しない。また、ハードウェアの設計が新バージョンのOSを動かせられないようなプアな仕様のものもある。新しいモデルならそのようなことは少ないかもしれないが、現在市場に出ている発売後1年未満の端末でもICSにアップデートできないような仕様の機種は多い。

 問題なのは、ガラケーを使っていてもメールと通話にしか使っていなかったような人がマスコミの煽りに乗って、袋小路端末を買ってしまう要な場合だ。iPhoneなら購入後も話題の新OSに載せ換えて楽しむことができるのに、袋小路端末を買ったために縛り期間をプリインストールアプリで我慢しなければならなくなる可能性があることだ。iPhoneユーザーがなかなか気づかない、Android端末の盲点 | アナザーディメンション

なぜAndroidスマホを「Android 4.0」へアップデートするのは難しくて時間がかかるのか? メーカーが抱える深刻な現状も判明… : ギズモード・ジャパン.

iPhoneだったら一発という話もありますけどね…

多くのAndroidスマートフォンユーザーが悩ましく思っていることでしょう。巷ではグーグルからAndroidの新バージョンがリリースされたなんて話が出回りますよね。で、そのうち、その新バージョンを搭載する新モデルが発売されたりするんですけど、いま使っているAndroidスマホが新バージョンへとアップデートされる予定は??

最もショッキングなのは、現在お使いのAndroidスマホが新バージョンでサポートされることはありませんなんて発表が出ちゃうことなんですけど、そうではなく、確かにアップデートは実施される予定だとしても、実際のアップデートまでにかかる日数は、もう首を長く長くして待ちくたびれるくらい時間がかかったりしますよね。どうしてもっと早急に対応できないのかなぁ?

グーグルからソフトウェアがリリースされた後、それが各モデルでどのように動作するかは、実際のところ、本当に動かしてみるまで全く分からないのです。チップセットも無線通信方式も、それぞれのモデルのハードウェアには共通項なんて存在しません。たとえハードウェアがソフトウェアをサポートすると確信できたとしても、今度はAndroidスマートフォンの特徴として、各メーカーが独自にカスタマイズしたUIソフトウェアレイヤーが存在します。その後は通信キャリアによって、新バージョンの認証をするという問題も控えています。

そう語っているのはモトローラのクリスティー上級副社長でございます。要は、当のメーカー側でも悩みの種になっている、なんだかバリエーションが増えすぎてAndroidスマートフォンは混乱してきているなんて事情が、ユーザーの待ち望んでいる「Android 4.0」へのスムーズなアップデートを阻んでしまう事態まで招いちゃっているようですね。まぁ、この広すぎる選択肢がAndroidの魅力でもあるとは思うんですけど、なかなか難しいところですよねぇ。

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