今年の富士通を占う

 富士通の今年の製品予定らしい。

 6月にタブレットが予定されているが、東芝やソニーのに何か学んだんだろうか?市場にあるものの改良版を出しても意味がないということを理解しているんだろうか。6月には市場は更にAndroidのタブレット製造業にとっても厳しい状況になっていることが予想される。遅くともそれまでにはiPad3がリリースされているだろうから。そんな所に、ちょっと軽いとか防水とかワンセグだとかを持ってきても通用しない。

 OS について記述がないが9 月にリリースされるキーボードドックのタブレットはAndroid だとは思うが二番煎じでしかない。3Qに発売されるとなっているモニターもどこかで見たことがあるデザインだ。このラインナップを見ている限りでは、今年も富士通は「その他」から抜け出すことはできず、東芝やソニーと同じように、発売キャンペーン終了後は忘れ去られ、販売価格を見直したときだけ記事になるように思える。

 唯一の希望が有るとすれば、Windows8の発売を他社に先駆けることだ。Windows8の評価が一蓮托生になるが、Android 勢の中での厳しい競争から、一時的にでも距離を置けるかもしれない。(そうなったとしても、すぐに他社が入ってきてAndroid市場と同じ事になることは目に見えているが。)


富士通いわく Windows 8 は Q4 登場、キーボード分離タブレットは9月? — Engadget Japanese

どこかのプレゼンでお披露目されたらしい富士通のロードマップ資料とされるものが、NotebookItalia に掲載されています。もっとも、富士通製品を差し置いて一番目を惹くのは、右下「Q4 2012 Win8 Launch」と書かれているところ。続々と情報が明らかになっている Windows 8 は、コンシューマープレビューが今月29日に公開され、年内には正式版が発売されるのではないかという話ですが、正式なリリース日などはまだ確定していません。富士通自身、第4四半期に発売されると知っているのか、世間の話から見てこの時期になるだろうと推測しているのか不明です。

というわけで、あらためて富士通製品を見てみると、興味深いのは:

5月:2種類の新しい Ultrabook
6月:Android メディアタブレット
9月:キーボードを分離できるタブレット

あたりでしょうか。グローバルの PC / タブレット戦略資料なのでしょうが、日本向けには Windows Phone の次モデルを忘れずお願いしたいものです。

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