フォードが速度標識を認識して速度調整する車を開発

 速度のコントロールと画像認識の応用でしか無い。問題は消費者が受け入れられるかだ。日本の公道では制限速度はあってないような物だ。警察車両ですら制限速度を守ってはないのが現実だ。制限速度を守って走っていたらパトカーにも抜かれる。高価なオプションを付けた結果普段走っているのより遅い速度でしか走れなくなることを受け入れられるドライバーは少ないだろう。

 これはもちろん、技術力の不足とか間違っているという問題ではない。制限速度を守らないという社会的習慣に問題がある。だからといって、この技術を普及させることで制限速度順守を強制的に守らせる方向に社会が向かうとは思えない。

フォードが速度標識を認識して速度調整する車を開発 : ギズモード・ジャパン
ヨーロッパ全土では3万5000台ものセーフティカメラが車のスピードをチェックし、速度違反者を日頃から厳しく取り締まっています。罰金の額を大きくしてスピード違反を牽制しようという国もあり、速度違反はどこの国でも交通ルールにおいて常に問題視されることの1つ。そこで、フォードが開発したのが、速度を車側で調整するシステムIntelligent Speed Limiter。道路の速度標識を車側が認識することで、速度を調整するといいます。

ドライバーは、自身で最高速度を設定可能。その上で、ダッシュボードに設置されたカメラが道路標識を読み取り、標識に応じて速度を速めたり緩めたりと自動調整してくれます。また、速度標識の設置数が少ないエリアでは、衛星ナビシステム(インストールが必要)から速度情報を受け取り調整するという徹底ぶり。もし、設定された速度を超えて運転すると、アラーム音がなり速度を緩めます。

人が交通ルールを守れないならば、車自体が自動で守れるようにするしかないということなのですよね。

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