不完全燃焼な精神状態が続いている。原因は分かっているし解消されることも分かっているので辛くはないが、落ち着かない。自転車に乗るテンションも下がり気味だ。天候が良ければ惰性でも出かけられるが、この時期は気合が乗らないとロードに乗るのは辛い。
土曜日はなんとか35kmルートを走れたが、今日は曇りがちでロードに乗る気になれず 9km くらい歩いただけ。ウォーキングの時間は30kmルートと大差ないが退屈だし負荷が低くて満足感がない。
そんな日曜の夕方、重い腰を上げて、父が昔使っていたパソコンの廃棄準備をした。prius は HDD の中身を消去できたが、このPCは電源が入らないので HDD を消すことができす、物理的破壊法を取った。完全に消えるという意味ではこちらのほうが確実では有る。
2003年くらいのスリムデスクトップ。TVチューナーや、非常に多くの種類の端子をサポートしている(firewirex2、PCMCIAx2、USBたくさんw、PS/2 キーボード・マウス、AVI、アナログRCA)。PCMCIA が時代を感じさせる。
時間がかかったのはケースを開くことだった。以前メモリを増設したときには苦労しなかったのだが、思っているやり方で動かそうとしてもぴくりとも動かなかった。ネットで調べて似たようなケースのHDDの交換方法を書いたページを見つけるのに30分くらい要してしまった。開け方は間違っておらず、固着していただけだった。開け方に自信がなかったので、手応えがない時点で諦めてしまっていたのだった。開け方に確信を持ってから、破壊するつもりでドライバーをこじ入れてひねったら数ミリ動いた。そこからは数秒でカバーがとれた。
やっとケースが開いた。
上部にセットされたDVDドライブはネジで固定されていた。ネジとケーブルを抜くと簡単に前に抜けた。
HDD はマウンタに固定されていてマウンタを横に引き抜く。普通に引くだけではダメで、輪っかのように加工された部分に指を引っ掛けて上に引っ張りながら手前に惹かなければならない。と書くと輪っかが上に動くかのように思うが実際には1~2mmくらいしか動かない。なので、手応えが無くて焦った。上に動いた手応えがなくても上に力を加えながら手前に引くとマウンタがレールに沿って出てくる。
ドライブは SEAGATE Barracuda。160GB でこの頃は十分だったのだろう。TVチューナーという謎の周辺機器が入っているが、アナログ電波時代なので録画しても十分だったのだろう。100時間くらいは録画出来ただろう。
ケースを元に戻して、HDDの破壊にとりかかる。トルクスネジを外してフタを外そうとしたが強力に接着された部分があって完全には外れなかった。
今回はプラターの表面を破壊するだけなのでこれで十分。ガラスなら割れるかもしれないが金属なので隙間からラジオペンチで握ったくらいではびくともしなかった。とりあえず記録面をナイフで傷つけた。煙草の煙の粒子が入っただけでヘッドクラッシュするような精密機械なので、ホコリだらけの部屋で開いただけでダメージは十分かもしれないが、念を入れて傷をつけておいた。
HDD はこのまま不燃物に出す。それ以外の部分は廃品回収業者に引き取ってもらう。壊れててもいいということなので文句はないはず。FDD や DVD は生きてるのでどこかで再生してもらえればいいが、そんな需要もないだろうな。メモリを外すことも考えたが、こんな古い規格のメモリは誰もいらないよね・・・
残るはモニタともうワンセットの prius だが、方針を決めかねている。