Epson の誤算:「お前は何と戦っているのか」

 「画竜点睛を欠く:日本企業の負けパターン EPSON Pulsense」にコメントを頂いたので、他のメジャーなフィットネストラッカーのサイトと比較してみた。”Pulsense”、”Jawbone”、”Fitbit” で検索した結果の最上位(CMサイトは除く)。

pulsense Pulsense:Epson 内の Pulsense ページ。 島耕作に憧れるような、週末にジムに通うような「できるエグゼクティブ」にアピールしたいんだろうかwww

 その評価は個人差があるとしても、上のEPSON共通のボタンがアカン。Epson のサイトの間借りになってしまっている。Epson はこれをプリンタやプロジェクターなどと同じ製品群の一つと思っていて、知名度の高い Epson という名前の冠を頂いたほうがいいと思っているのかもしれないが、大間違い。

 プリンタ、スキャナー、プロジェクターはパソコン周辺機器として共通点がある。「うちのプリンタはEPSONやから、フィットネストラッカーもEPSONのにしよう」なんて思うはずがない。また、フィットネストラッカーを見に来た人間にとってプリンタのページに飛べることがあるかどうか考えたら分かるだろう。

 「EPSON 以外は専業メーカーだから」という批判は当たらない。消費者が検索して出てきた結果が「興味を持って検索してきた見込顧客を惹きつけるものになっているかどうか」という視点で見ているのだ。

Jawbone Jawbone:「フィットネス・トラッカーは Jawbone Up3 に決定」で取り上げた Jawbone。Up3 は未だ日本では発売されていないが、「Up3 を売るから待ってて」という意志が伝わる。

 しかし、仕様についての説明がないことは残念。英語のページでもいいから仕様を紹介することが必要だろう。
 

fitbit Fitbit:「ドン・キホーテか?「Fitbit、正式にアップルストアから消える」」で取り上げた Fitbit のサイトがこちら。こちらも、次世代の未発売品を「来春発売予定」として掲載している。

 来年発売される製品についても詳細な紹介ページや動画が用意されていて、質量ともに圧倒的。ヘルスケアに正式非対応でなければなぁ・・・でも、どうなんだろ。Fitbit は多くのヘルスケアアプリとの互換性があるから、そちらのアプリ経由でヘルスケアにデータをコピー出来ないだろうか。

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