秋の京都を満喫 2日目

 息子と自転車で出発。三条通を東進し東大路を南下。午前中というのに、小さな店やバス停で人が並んでいるのを車道から横目に見ながら七条通。目的は鳥獣戯画展をやっている京都国立博物館。しかし、入り口前に「博物館に入るまで50分、鳥獣戯画展示室入室までに80分(数字は正確ではないが合計で2時間以上かかるというのは間違いない)」という看板があった。午前中に着けばそれほど混んでないと思っていたのが甘かった。鳥獣戯画の威力恐るべし。

 鳥獣戯画は普段、栂尾高山寺という寺にあるらしい。この寺の所在地を見たら R162 号線の近くで、9月に息子と通っていた。ただ、高山寺でも普段から全幅を公開はしていないので、今回の公開は少ない機会らしかった。まあ、そんなありがたいものでも自分のように素養のない人間には馬に小判(違う)だが。

三十三間堂 仕方がないので、道路を挟んだ南側の三十三間堂に入った。場所は知っていたが二人とも入ったことがなかった。120mの建物に1000体の千手観音像が並び、手前に二十八部衆が並ぶ。目に入るもの全てがほとんど国宝。二十八部衆は個性的で、その時代の妄想が伺われる。どの宗教でも、世界観を強化するために後付けされたような取り巻きには信仰者の妄念が伺われて楽しい。

 三十三間堂を出たら昼過ぎだったので、東大路を引き返して息子が見つけた油そば店に行った。ねこまたという名前で、暖簾の絵に描かれた猫の尻尾が二本に枝分かれしていた。
nekomata


油そば 丼の底にある出汁というのか味付け油というのかを絡めて食べる。俺の塩というカップ焼きそばと似た食べ方だ。腰のあるきしめんのような形状の黄色いコシのある麺とタレが美味しかった。家の近くにあったら外食バリエーションの一つに加えたいところだ。とんこつ、背脂、魚粉という今流行の味が苦手なので、ほとんど新規開拓できていないから、近くに出店してほしいが、チェーン店なのかどうか知らないし、うちの近所では恐らく2年持ちこたえられないだろう。

清水寺 その後、すぐ近くの清水寺に寄ってみた。自分は小学校の息子は中学校の遠足で来たっきりだった。先日も、人通りの多さに辟易して引き返したのだった。今日は時間的にも余裕があるので、徒歩でアプローチして行った。

 清水寺の一帯は人種の坩堝で、いろんな言語が飛び交って、そのうち日本語で話しているのさえ意味がわからなくなってくる。舞台から三重塔、その後人の通らないルートを通って帰った。

 清水からは息子の部屋で一休みして 3 時頃に帰途についた。亀岡市で少し遠回りして waze の編集エリアを増やしてきた。途中、夕食のための買い物をして6時には家に着いた。たのしかった。

京都のダイソーで買ったiPhone6用の液晶保護フィルムを貼ってみたらなんとも残念な仕上がりになった。マットとブルーライトカット・クリアの2種類があったが、マットは嫌いなので当然クリアを選んだ。貼ってみたら、白のフレームにかかる部分がションベン色になった。青をカットするんだから仕方ないけど、これはないわ…

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