多分無理>Panasonicデジカメ事業は黒字化できる(`・ω・´)ゞ

LUMUIX CM1 おそらく無理。海外のイベントで話題になったことでAndroidデジカメ・スマートフォンで一儲けできると思っているかもしれないが、SONYのスマートフォン連携レンズカメラが儲かっているかどうか。発表後は話題になったが、実機がレビューされ、発売されるに従って失望が広がった。いまでは、レンズ交換可能なモデルまで出したが、今のところ色物で終わっている。また、Panasonicのと同じコンセプトのAndroidデジカメは SAMSUNG が発表して話題になったがその後どうなったか分からない。

 Panasonicは今ある中途半端なアクションカメラを練り直すほうが可能性があると思う。スマートフォンが大型化し持ちにくくなり、タフな条件下では使いにくくなっている。この市場を開拓した GoPro とライバルの SONY。同じことを考えるJVCやRICOH、ベンチャー企業等が群がって厳しい市場ではあるが、少なくともデジタルスチルカメラよりは成長が見込める市場だ(といっても数年で飽和しそうだが)。

 昔、写真は特別なものだった。特別な日に正装して写真館に行って撮ってもらうものだった。これが、巻取り式フイルムのおかげで家庭に入ったが、運動会や誕生日などの記録が残るようになった。デジカメからスマホカメラになって日常の風景などが写真になった。同時に起こったのがデジ一やミラーレスといったハイエンドデジカメの普及だ。スマホ写真で写真の楽しさを知った人がより高画質を求めた結果だ。

 これと同じことがビデオにも起こっている。動画を取るのは個人の趣味にはできないくらい高価だったが、デジタル録画が可能になり、運動会や学芸会などが録られるようになった。Youtube やSNS、スマートフォンの普及によりスチル写真と同じように日常が切り取られるようになった。そして、デジカメやスマートフォンの動画撮影機能では満足できなくなった人間が、もっと手軽に動画を楽しむ手段として選ぶのがアクションカメラだと思う。

 遊んでいる子供をカメラを持った親がファインダー越しに追うのではなく、アクションカメラを付けた状態で一緒に遊ぶという録り方が可能になる。Panasonicはこの市場には強いはずだ。SONY はこれに気づいて、Red bull のような X スポーツではなく、小ささを全面に押し出したアクションカメラ・ミニ(AZ1)を出した。Panasonic は勝ち目のない Android なんかやめて魅力的なアクションカメラを出して欲しい。

デジカメ事業は黒字化できる:日経ビジネスオンライン
 杉田氏:コンパクトデジカメの入門機をOEMに委託したことで、商品力を維持するのが難しい面はあります。ですが、4K動画撮影に対応した高級機がカバーしてくれている状況です。はっきりと断言はできませんが、黒字化の可能性は高まってきました。

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