アクションカメラ戦国時代

 自転車で気持ちのいいダウンヒルに遭遇した時など、動画で見せたいと思う。先日の、芹生峠から R477 への北山杉の森を下っている時に「GoPro があったらななぁ」と思った。

 NOKIA N73 を使っていた頃はヘルメットにテープ留めして動画を撮った。画質に対するこだわりは薄いので画質的な不満はなかったが、カメラがどこに向いているのかが全然分からないために、真っ直ぐ写っているものはほとんどない。これが原因で動画を撮るのをやめてしまった(その後、GaryFisher を盗まれたことも大きいが)。

気になるアクションカメラの価格ドットコム比較

GoPro

 アクションカメラの代名詞。Xスポーツのサポートが功を奏して、一気に標準になってしまった。それ以前も、お手軽動画撮影カメラはあったが、名前も覚えていない。

 GoPro シリーズは順調にバージョンアップを繰り返し、先日は4まで来た。アクションカメラの代名詞としてのエコシステムを築いたのは GoPro だけだ。GoPro を買えば周辺機器には苦労しない。次々、周辺機器や応用機材が現れる。例えば電動クアッドコプターに搭載するマウントが真っ先に用意される。これは大きなエコシステムを持っているものだけがなし得る状態だ。PC98、Windows、iPhone と同じだ。

 HORO4 が発売されるが、価格ドットコムにはまだ載っていなかった。HERO4 Black5万9000円、HERO4 Silver4万7000円、HERO1万9500円。

 本気で動画を撮って公開しようとする人には一択だろう。ハイエンドの 4 のデモ動画の画質はPCの画面で見る範囲では業務用ビデオカメラの映像に対して遜色が無い。

 エントリーモデルの Hero が魅力的に写ったが、GoProの129ドルの新しいエントリーモデルHeroはアクションカメラのキングだ – TechCrunchの記事でスマートフォンによるコントロールが出来ないことが分かって圏外になった。液晶モニタもスマートフォン接続もなければ取り付けたカメラがあさっての方向を向いていても分からない。

Sony

 ビデオカメラの老舗が放つアクションカメラ。コストパフォーマンスも性能もそこそこ。昨年発売の HDR-30V と今年発売された HDR-100Vが現行機種として販売されている。カメラ本体が防水になった(30V は防水ケース同梱)こと以外には大きな性能差はない。

 後、腕時計型コントローラー・液晶モニタをどう考えるかだ。後で欲しくなったら 15,000 円もかかってしまう。有れば便利だろうが、無くてもiPhoneで同じことが出来る。走行中に見れるのはメリットだが、SUUNTO T6 を腕にしていても本当に見たいようなときには余裕がなくて見れない。(ソニーのアクションカム「HDR-AS100V」レビュー–GoProの牙城を切り崩せるか – CNET Japan:このレビューで、腕時計型コントローラーの液晶が再生できないと知って、決定的に要らなくなった。撮った画像を確認出来るものだとばかり思っていた。)

 動画カメラのモニタは走行前にカメラの角度を調整する時に使うだけだろう。走り出す前に録画ボタンを押したらそれ以降は運動終了までは止めないはずだ。途中の冗長な所は編集で切ればいいのだから。

Panasonic

 カメラ部と記録部とを分けて、カメラ部を視線と同じ場所に置けるのは特徴。旧モデルはセンサーが小さいが、新モデルの 500 は1/2.3型センサーに液晶モニタで同価格帯の他社製品と同等のコストパフォーマンスになった。

 この形状が欲しい場合には唯一の選択肢だ。が、この位置にモニタが有ってもSONYのタイプ以上に見られないだろう。

カシオ

 カシオからも出たらしい。記事では 5 万円前後と書かれているが、価格ドットコムでは4万円前後だ。しかし、上の比較を見れば分かるが、この価格でも勝ち目はない。

EXILIM「セパレートカメラ」EX-FR10発表。分離式モニタでフリースタイル自撮りやアクションカメラに – Engadget Japanese

どうする、俺

 SONY の 30V とPanasonicの500を価格ドットコムのウォッチリストに入れて様子を見る。聞いたことのないメーカーの 1 万円未満のカメラでもいいかもしれないし。

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