先日のエントリについて参考になるコメントをいただいた。
@geek_panhead クルマに乗る人に言わせると、点滅する自転車のライトは、視線を奪われやすいので出来れば点灯し続けるほうがドライバーに優しいかも、とのことでしたね。歩行者の視界を眩惑するのも迷惑ですし、自転車ライトが過剰に明るすぎるのも問題提起していきたいところですね。
— 田中智之 (@tomtanaka) 2014, 9月 5
@geek_panhead 注視しやすいので、他が散漫になるような感じがするって仰ってました。同じ方がリアのフラッシャーは今のままで良いとも仰ってましたが。
— 田中智之 (@tomtanaka) 2014, 9月 5
どちらも自分の感覚と一致している。
※以下は全て、素人考えなので、間違っている可能性が高い。お気づきの点が有ればコメント頂きたい。
点滅というコントラストの変化が人間の知覚に対して影響を与えているのではないだろうか。マジシャンの手に意識を奪われるように、点滅する光には注視しようとしていなくても視線を引き付ける効果があるのだろう。
後、人間の目の明暗順応速度とLEDライトの点滅間隔のシンクロが考えられる。特に、暗い田舎道を走っている時に対抗自転車がLEDライトの点滅させていると非常に眩しく感じる。ライトの光量自体は弱いし、点滅することで時間あたりに受光するエネルギーは減っているはずなのにだ(これには、自転車のライトの配光と角度の設定に問題があるかもしれないが)。
ライトが点滅し受光エネルギーが減ることで虹彩が開いてしまうのではないだろうか(周囲は暗いので)。その状態でLEDの光が届き脳に送られるので眩しく感じるのではないか。これに対して、リアのランプがは赤いので、発する光の周波数帯が短くエネルギーが小さいために、虹彩が開かないのではないだろうか。
なぜシンクロだと考えたかというと、Panasonicの高級通学自転車に付けられているカゴ下マウントの5灯LEDライトは点滅しているが点滅間隔が短いせいか、光量は圧倒的に多く明るいが眩しくない。それに、蛍光灯レベルの点滅になると感知できなくなる。
LEDの点滅モードは明るい時間帯に使うべきで暗い道では使ってはいけない。後、ライトの取付角度と配光にもお気を付け頂きたい。ハンドルにつけるLEDライトは簡易的な取り付け方をするものが多く、振動によって角度が変わりやすい。ライトが上を向きすぎていると対向車に迷惑なだけでなく自転車が進む方向を明るく照らせない。