誰が買うねん?LUMIX CM1 1型2000万画素センサのカメラ搭載スマホ

Panasonic がフォトキナで発表したLUMIX DMC-CM1。デジカメのブランド名を使用した Android 端末。
Panasonic がフォトキナで発表したLUMIX DMC-CM1。デジカメのブランド名を使用した Android 端末。
 2年位前に似たようなコンセプトの Samsung 端末(GALAXY camera)があった。ショーでは話題になったが、実機を見ることはなかった。性能が不足していたのではないだろう。そこに市場がなかったのだと思う。

 「誰が買うねん」それがこの記事を読んだ時に思ったこと。コンデジはスマートフォンに淘汰された。スマートフォンのカメラに対するハイスペックコンデジのアドバンテージは物理的UIによるマニュアル操作しかない。そこに対する不満に応えようというのが本機だろうが、そんな不満を感じる人間がどれだけいるのか?そんな不満を感じる人間がこんな中途半端なもので満足できるはずがない。

 一眼レフカメラの圧倒的な操作性の良さはその形状と物理ボタン類の UI と言っても過言ではないと考えている。スマートフォンのカメラは既にオートモードのコンデジの画質に追いついた。これ以上の画質や操作性を求めるヲタには液晶画面でソフトUIによる設定は受け入れられないだろう。

 それに、スマートフォンはキャリアとの契約なしには存在し得ない。昨年、docomo がツートップ戦略とかで Samsung と Sony の端末だけを安売りした。その結果、他メーカーの端末はほとんど売れなくなり数カ月後に docomo が iPhone の取り扱いを開始しゴミとなった。そのゴミが MVNO の端末だと思っているがこれには何の裏付けもないので他言無用でお願いします。この端末がどう頑張っても、キャリアの店頭には iPhone 6 のポスターしか貼ってもらえない。料金プランやキャッシュバックも受けられないだろう。

 スマートフォンはハードウェアの仕様や性能だけでは語られない。その点で、市場から退場した Panasonic が巻き返すのは非常に難しい。

 「DMC-CM1のような路線の製品が主流になる可能性は十分にあると感じさせる出来です」とあるが、本気で書いてるのだろうか。こんなものが主流に貼るはずがないし Panasonic も期待していないだろう。スマートフォンの主流は低価格の $100 未満 Android と iPhone だ。iPhone がいつまでこの位置にいられるかは分からないが。

LUMIX CM1インプレ。1型2000万画素センサのカメラと高性能スマホを高水準で両立 – Engadget Japanese

SNSやクラウド上に写真をアップロードすることが当たり前になって久しく、写真をやりとりするための仕組みは多様化しています。その中でも最も手軽な手段が、スマートフォンやタブレットといった携帯端末からのアップロードでしょう。

多くのユーザーは携帯端末で撮影した画像をそのまま使いますが、高画質な写真をアップロードしたいユーザーにとっては、撮影からアップロードまでの間に、カメラから記録メディアを抜き出し、写真をPCなどに取り込むといった手間がかかりました。

その手間を解消する手段のひとつに、カメラそのものを端末にするという発想がありました。その一例としてはニコンのCOOLPIX S810cやSamsungのGALAXY Cameraシリーズが挙げられます。これらの機種とDMC-CM1の最も大きな違いは、デジタルカメラとしても、携帯端末としてもハイクラスの性能を備えたという点です。

CM1はまだ製品として評価できる段階ではありませんが、端末としての操作性や動作速度、カメラとしての画質、そしてコストパフォーマンスを含む総合力が専用機を脅かすほどのものであれば、DMC-CM1のような路線の製品が主流になる可能性は十分にあると感じさせる出来です。

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