プロジェクト始動:Fit 2006 のステアリング改善でカバーをかってからほぼ一月、カバーはリビングのテーブルの上でホコリをかぶっていた。
ついに、9月15日に作業を行った。
作業開始前
まず、カバーを被せる。かなり力を入れて引っ張る必要がある。革は平面で、ハンドルの内側に来る革の両端の長さに合わせてあるのだろう。こうしないと内側が余って凸凹になってしまうはずだ。
引っ張って被せるだけでこのように革が内側に巻き込む。
今回使ったカバーは革にステッチが入っていて、その縫い目に糸を引っ掛けて編みあげるタイプ。革の穴に直接糸を通すのに比べて作業がはるかに楽(なはず)。
下のスポークの左から開始した。
今回の糸の通し方は Alfaromeo 145 のものを参考にした。
これが編み目。革のステッチをジグザグに通っているのが今回通したもの。今回は外側から巻き込むように糸を通した。どちらから通してもいいが統一しておいたほうがキレイに仕上がるだろう。糸の色をコントラストの高い色にする場合には重要なはずだ。今回は失敗しても目立たない黒糸にした(これ重要)。
なお、糸の通し方はもっと凝った通し方も出来るだろう。裁縫の縫い方に色々あるのと同様に装飾的な糸の使い方も考えられるだろう。
45分くらいで完成。製造販売している会社の実演動画でも50分かかっていたし、レビューには2時間かかったというものがあったので、もっとかかるかと思っていた。針を革の穴に通さなくてもいいタイプだから当然ともいえるが、予想外に短時間でできたし、難しいいこともなかった。
このタイプにして正解だった。穴が空いているタイプだとスポーク部分に穴が残ってしまう。車のスポークに合わせてその部分にステッチを入れてもいいが、キレイに縫うのは困難だし面倒だ。その点、このタイプは何もしなくてもそれなりに見える。
糸は十分な長さがあって、少々失敗しても不足しないし、糸と針は2セット入っているので、一からやり直すこともできる。また、同じような糸を手芸屋で買ってくれば何回でもできる。慣れてキレイに編めるようになったら糸の色を変えるのも一興だ。おそらく自分は二度とやらないだろうがww
ステアリングカバーは、ロードレーサーのバーテープだ。乗車時には常に手にし視線にも入るものなので、気に入ったものを使うというのは心理的にも機能的にも効果が高く、変化を実感できる。ドレスアップパーツとかには一切興味はないし改造する気もないがステアリングカバーは付けてよかった。これほどコストパフォーマンスの高い自動車用アクセサリはないだろう。