Google の黒歴史は Froyo か Honeycomb か

google-OS-version-history 我が Motorola XOOM に最初に入っていたのが Honycomb だった。その軌跡は「このブログで Honeycomb を検索」で出るエントリをご覧いただければ分かる。

 無かったことにされたのは Honeycomb だけではない。2.2(Froyo)もだ。このグラフはユーザレベルの話ではなく、OS レベルでの革新ということなのだろう。スマートフォン市場にとって 2.2 は大きなインパクトだったと思う。テザリングが可能になったのがこのバージョンだった。ルーター代わりに使える端末として安価な中国製の端末が流通しだしたのは 2.2 がきっかけだったように記憶している。自分の Huawei IDEOS U-8150 も 2.2 だ。

 Honeycomb は 2.3 にタブレット用に開発した新しい UI をかぶせただけだったのだろうか。実際に ICS にした時に一気に実用性が上がったことを体験した。デュアルコアに1GBのメモリといったハードウェアを活かしたモダンなOSになったのが 4 からなのだろう。おかげで、2.3 世代の仕様の端末のほとんどがアップデートされずに数年間残ってしまった(未だに残っている)。

 後、このグラフの年代がちょっとずれているような気がする。4.0 がリリースされたのは 2011 年の年末頃だった。それもほとんど対応する端末はない状態で、アップデートが出回りだしたのが 2012 年(XOOM はアメリカでは1月、日本では5月だった)で、日本製の端末の多くは2012 年でも 2.3 と 4.0 が混在していたはずだ。こんなずれは iOS では存在しない。

グーグル、Google I/O 2014 にてタブレット端末向けに提供された Android 3.0 Honeycomb をなかったことに・・・(ネタ) | GPad

本来だと、Android 3.0 Honeycomb が2011年2月に登場し Android 3.2 までのバージョンが2012年2月まであるはずでが見当たりません。そもそも Android 3.x バージョンがごっそり抜けています。

なかったことにされたというのはネタですが、「Android 3.x Honeycomb (ハニカム)」はグーグルとしても互換性がもてなかったり、ソースコードをオープンにできなかったりと黒歴史化したバージョンなのかもしれません。画面を分割できる機能「Fragment」や「ActionBar」などの功績はあるのですが・・・。後継バージョンには色々と引き継がれています。

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