Waze 新「来はった、来はった、来はったえ。」機能

waze icon タイトルのセリフは関西圏で40年くらい前に放映されていたローカルCM。家の前にいた娘さんが街角を曲がってきた男性を見つけて家の中に駆け入ってくるときのセリフだ。待っていた人物を待ち受ける緊張と来てくれたという安堵、これから始まるミーティング(彼は彼女の親に結婚したいと申し出に来るのだ)への期待が混ざったワンシーンだ。自分の好きなCMでもある。

 Waze で自分の目的地や現在位置を共有する機能が実装された。現地集合の場合に他の参加者がどのへんにいて後どれくらいで着くかが分かる。誰かの自宅等に向かう時に相手に知らせておけば、受け入れる方も「まだ1時間くらいは掛かりそうだから、買い物に行っとくか」とか「もうすぐ来るから待っとこう」という判断ができて便利だ。これは、車にかぎらず電車(徒歩)や自転車でも使えそうな機能だ。目的地をシェアするだけで、場所の説明を最小限にできる。(自分の居場所がリアルに分かるので、Facebook でフレンド登録しただけのような相手に公開すべきではない。特に女性は注意が必要だろう。)

 後、企業なんかの道案内情報としてサイトに掲載するのも面白い。新規のお客さんに「弊社のXX工場への高速出口からのナビ情報をメールしますので・・・」といった使い方ができる。実際に、自分が勤めている会社の工場に、非常にアクセスの悪いところがあって困ることがある。自分が出張に行って最寄り駅のタクシーで地名を言っても分からない事があった。近くにランドマークとなるような大きな施設もないので、iPhone の地図でナビをしなければならなかった。自分は iPhone の住所録に工場の住所を入れていたからそれが簡単に出来たが、お客さんにそれを期待することはできない。Waze が Goolge map くらいの普及率になれば、集合場所のデータを送るだけでターン・バイ・ターンのナビでタクシー運転手に指示できるだろう。

 ただ、その工場の周辺は Waze 荒野なので、現状ではほとんど使えない。公開する前に主要駅や高速道路の出口から目的地へのルーティングができるように地図を整備しておくことが必要だ。

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