Chrome の帯域幅

XOOM の Chrome の設定を見ていたら「帯域幅」というメニューに気づいた。開いてみると、どうやら Amazon が Kindle Fire で採用した技術を使って端末のレスポンスを上げるということらしかった。

 XOOM は ICS にアップデートされて、入手時の Honycomb よりはるかに快適になってはいたものの、アップデートから取り残され動きはもっさりする一方だった。ウェブサイトの技術が変わり、以前のようなブラウザでは対応できなくなりつつあるのだろう。最近は XOOM では反応が遅すぎて不便なので、テーブルの上に XOOM が置いてあっても、バッグから iPad 3 を取り出すことが習慣になった。

 そんな XOOM だったが、この技術のお陰で現役復帰が図れそうだ。iPad 3 と遜色が無いスピードでページを切り替えられる。これは快適。ストリーミングのように圧縮できないようなデータの視聴が快適になることはないかもしれないが、ウェブブラウザ専用マシンとして生き残りの可能性が増えた。

 これが効果を感じるのは回線が遅い場合だ。どれだけGoogleやAmazonのサーバが強力でもワンクッション置くことは遅延につながる。キャリアと端末との回線速度がサーバーを迂回しデータを最適化するための時間を遅い回線のロード時間の短縮で取り返せるのだ。

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