本:未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II

 スタンフォード大学は、ベンチャー人材の育成といった実学的な教育が多いのだろうか。話題も、ベンチャー企業の成功者の例が多く取り上げられている。この人の授業は客観的事実の論理的構築というより、学生にノウハウを体得させるような内容らしい。アメリカの若い成功者にありがちなポジティブ・シンキングはコミュ症な自分にはついていけないだろう。

 スピリチュアル系ビジネス書と違って、「なるほどなぁ」と思わされることは多い。残念ながら自分のようなベタベタの日本企業に勤めている人間には、試みる機会すらない。

 アイデアを創る必要のある、そしてそれを使う機会のある若い人に読んで欲しい本だ。

 こういう授業があるというのは羨ましい。時代の違いもあるかもしれないが、自分が学生だった頃は一方的に先生が教えるだけで、学生・生徒はあくびをこらえて聞いているだけだった。唯一学生側が口を開かなければならないのは語学の授業で当てられた時だけだ。もっと議論をするようなものに接することができれば楽しかったと思う。

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II
 

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