南京大虐殺前後で人口が80万近く減少 旧日本軍の報告見つかる

事実を伝えながらその事実以外のメッセージを植え付けようとする手口は全国共通だ。この記事は言外に南京大虐殺が伝えられている規模であったことの証拠文書と言っているようだ。しかし、本当はこの数字は南京虐殺の数を傍証するものではない。

 この文書の数字に誤りはないと仮定しても、原因が単なる避難による可能性も有る。他国(この場合は日本)の侵攻によって住人が避難することはどこでも起こる。しかも、中国の場合は国内の移動なので他の場所(ヨーロッパやアフリカ)で起こった国境で足止めを食うということはなかったのではないだろうか(だから大半の人がスムーズに避難できた)。

 もちろん、だからといって「南京大虐殺が無かった」とも言えない。それだけの人が日常生活を犠牲にして避難しなければならないだけの事態があったと考えることは自然だ。

南京大虐殺前後で人口が80万近く減少 旧日本軍の報告見つかる_新華網
発表時間 2014-01-07 16:40:12 | 編集: 谢艳
【新華社長春1月7日】吉林省公文書館で最近、旧日本軍の中国侵略に関する文書が見つかり、その中に南京大虐殺に関する記録があり、それによれば大虐殺前後2カ月半で南京地区の人口が113万人から78万5000人減って34万5000人になったことが記されている。
(新華網日本語)

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