贅肉の気持ち・・・Googleがまたまたぜい肉落とし…6製品を整理

 「俺には関係ないなぁ」と思っていたが、Flickr!のレタッチのときに pickik とかいうロゴが出ていたのを思い出した。Flickr! で確認したら「もうすぐ使えんようになるよ。その代わり終わるまでの間はフルバージョンを解放するよ」とあった。

 有料契約をしていたユーザには返金されるとある。期間を決めて契約した以上当然のことだと思うが、少し不安になった。picnik のような性格のサービスなら、無くなっても少し不便になるだけだろうが、Flickr! のようなコンテンツ保存系のサービスが打ち切られたら困る。だから、そうならないように(金をもらっていると企業はサービスを打ち切りにくくなる)金を払っているのに、「サービスめんどくさい割に儲からないから辞めるわ。お金は返すからね。ありがと。さよなら」と一方的に言われる可能性があるということだ。これまでも、無料のウェブサービスやホスティング(ブログやホームページ)がサービスを一方的に打ち切られことはあるが、有料サービスを打ち切られたことはない。

 まあ、google のように資金力があるからこんな短期間で打ち切ることができたので、会費収入を運転資金として使ってしまっているようなところでは、やりたくても真似できないかもしれない。とはいえ、そんなサービスは突然潰れて消えてしまいかねないので、どっちがいいかは分からないが。結局、自分ちのサーバに溜めるのが安心なんかな。

Googleがまたまたぜい肉落とし…6製品を整理

Googleには40以上のメインの製品があり、そのほかの製品を合わせると、数え方にもよるが全製品数は数百にのぼる。社員は3万人以上いるが、それでもこれだけの製品をサポートするのはたいへんだ。そこで今日(米国時間1/20)Googleは、製品の編成を変えると称して、PicnikとSky MapとUrchinとNeedlebaseとGoogle Message Continuity、それにSocial Graph API、以上を廃止、またはオープンソース化、またはより中核的な部門に吸収させる、と発表した。

今日の大掃除は、この夏のGoogle Labsおよび買収したSlideが社内的に作っていた製品のほとんどすべてを廃止したことの続編だ。Googleは長年、実験を奨励してきたが、手を広げすぎたと思うようになったのだ。Googleは、緊急時の船のように全乗組員を甲板に集めて、ソーシャルとモバイルとクラウドをめぐる戦いに集中させようとしている。

Googleは通常、捨てたプロジェクトにいた社員を解雇せずに社内で異動している。PicnikとSky Mapのチームは、Google+のチームの補強に回るだろう。うまくいけば、それによってGoogleのソーシャルネットワークには、より人間的な感触が加わるだろう。

今回整理された製品を、ざっと回顧しよう:

Picnik – ブラウザから利用する写真エディタPicnikは4月19日に閉鎖され、チームはGoogle+とPicasaに行きそうだ。有料ユーザには会費が返金される。Google+にはすでにCreative Kitがあり、ベーシックな写真エディティングやフィルタ、デコレーションなどができる。Picnikはそれとほとんど同じインタフェイスを使っているが、もっと高度なエディティングや、フレーム、 エフェクトなどがあり、それらはいずれ、Googleのほかの写真製品から提供されるだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です