変わらんやろ>スマホ x NFCで何が変わるのか? モバイルの近未来を予測する

 「おサイフケータイ?(プスス)」というのが iPhone ユーザの共通認識だと思うし、個人的には今のようにサービス乱立でめんどくさいおサイフケータイは要らない。

 ここに描かれている「未来」の大半が NFC と関係がない。NFC はブラウザのURLを端末にプッシュするためだけにしか使ってない。QRコードでできることだ。それに、目の前の商品といっても、「新作ランキング」とか「当店一押し」情報に限られる。店が売りたいものだけだ。

 それと、Felicaといえば少額決済だろうが、それについて語られていないのはなぜか。宣伝なんかより金融サービスこそがメインなはずだろうに。日本では中途半端に Felica が普及したためにコンビニのレジの周りはいろんな端末やリーダーがあってこれ以上増やしたくないだろう。スペース以上に端末料金を払うのも馬鹿馬鹿しいだろう。なにしろ、機能的にはFelicaのほうが上だ。NFC のメリットは端末装置の値段が安いことでしかないのだ。まあ、Felica のファームウェアを書き換えるか読取装置部分をアップグレードすることで両方サポートすることは技術的には可能かもしれないが、そのコストを誰が負担するんだろうか。

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キーポイントはオンラインとオフラインの境目がなくなっていくことであり、私はそれを「インライン」と呼んでいる。特に今回発表された利用例に含まれているTSUTAYAの計画に注目している。新作映画情報などの店頭POPにNFC対応機種をかざすと、その映画の詳細情報が表示され、借りる前にその場で予告編動画を再生することまで可能となるというものだ。モバイル端末を使ってリアルを拡張することで目の前の商品についてより有益な情報を得ることができるようになる。

今回の参加企業の中には決済サービスを保有する企業がいくつか含まれているので、近未来では顧客は店舗内でスマートフォンを使って商品情報を調べるだけでなく、そのまま決済までできるような仕組みに発展していくことが予測される。そうなると、オンラインとオフラインの境目はなくなり、店頭でモバイル端末を使ってネットにアクセスすることは当たり前となる。そうして現代の顧客のニーズを満たすべく最適化された「インライン」サービスによる新たな消費スタイルが生まれる。

しかし、そのような夢を実現するにはまだ大きなハードルが残っている。必要なときに素早くコンテンツにアクセスできる高速無線通信環境である。

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