2012 年 android 10 インチの標準仕様:厚さ8.3mm、4コア、600g未満、ICS

 キーボードドックはこれまでにもあったし、CPU が変わったこと以外特に目新しいものはない。しかし、このタイミングでこの仕様のマシンを投入してくる開発力は素晴らしい。同じアーキテクチャに同じOSを積んだハードで勝負する組み立て屋市場では新しい要素技術をいち早く積んで市場に送り込むことが必須だ。近いうちにライバルメーカーも同じ仕様のものを出してくる。そうなると泥沼の価格競争だ。(個人的には、このギラギラしたヘアラインはなしだが)

 しかも、今年の少なくとも2Q末までには Apple が iPad を更新してくる。おそらく、現行 iPad 2 を大幅値下げしてラインにするはずだ(iPhone と同じやり方)。そうなったときに android の 10 インチクラスの市場が残されているかどうか分からない(今でもほとんど存在しないような存在感だが)。それまでに、市場に足掛かりを作るためにはハードウェアメーカーとしてできることは全てやるくらいの意気込みが必要だ。

 この点で、残念ながら日本メーカーは完全に遅れている。今頃 Tegra 2 クラスのマシンを出すなら思い切った低価格しかないのに、それもできない。中途半端な自社品との連携をアピールなんてしてたってアカンよ。目標を Apple に置いているじてんで負けているのに気づかないと。ASUS や ACER、Lenovo に遅れをとっているという現状を見ないと。

厚さ8.3mm、4コア搭載タブレット「Eee Pad TF201」–Android 4.0にアップデートも – CNET Japan
 ASUSTeK Computerは1月20日、モバイル向けクアッドコアプロセッサ「NVIDIA Tegra 3」を搭載したタブレット「Eee Pad TF201」を国内でも1月21日に発売すると発表した。

 2011年6月に発売した「Eee Pad Transformer TF 101」の上位モデルで、TF 101も併売される。付属の「モバイルキーボードドック」と接続でき、用途に応じてタブレットとノートPCを使い分けられるのが特長だ。本体カラーは、アメジストグレーとシャンパンゴールドの2色で、価格は6万9800円。

 タブレットは厚さ8.3mmとより薄くなり、重さは約586gに軽量化された。モバイルキーボードは約537gで、タブレットとキーボードを併せると約1.1kgになる。

 液晶ディスプレイは高精細な10.1型(1280×800ドット)のSuper IPS+で、パフォーマンスと省電力性能を特長とする。ストレージは、MMC 約64Gバイト+「ASUS WebStorage」サービスとして8Gバイトが用意される。バッテリ駆動時間は、タブレット本体のみの場合で約12時間、モバイルキーボードドックを接続すると最長約18時間になる。Android OSのバージョンは3.2.1だが、Android 4.0(Ice Cream Sandwich)に順次アップデートするとしている。

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