IYH! Nikon COOLPIX P330

 Sony QX100 が自分の望んでいるものからかなり離れているようで購入を諦めたが、高画質のデジカメに対する購買欲を抑えることはできず物色を繰り返していた。チェックポイントは以下。

  1. 自転車ジャージの背中ポケットに入れても苦にならない大きさ・重さ(250g未満)
  2. ピクセルあたりの面積が広い大型のセンサー
  3. マニュアルフォーカス、露出
  4. 24mm(35mmフィルムカメラ換算)からの 3 倍以上のズーム
  5. GPS
  6. Wi-Fi

 1は外せないので、2以降をどうバランスさせるかだ。QX100 は 1 インチセンサーで期待できたがカメラとしての基本的な操作性に問題がありそうなのとワイド端が 28mm ということで外れた。ジャンル的にはコンデジというプラットフォームになる。

 今、コンデジはほぼ3つの層に分かれている。1/2.3 インチで10倍ズームといったオート中心。1/1.7〜2/3 で3〜4倍ズームでマニュアル操作可能。それ以上(1インチ、APS-C、35mm)だ。

 Amazon でカメラの検索を繰り返しているとさすがに Amazon さん。デジカメ情報のオススメを送ってくるようになった。その中にあったのがこの Nikon デジタルカメラ COOLPIX P330 開放F値1.8NIKKORレンズ搭載 裏面照射型CMOSセンサー搭載 ブラック P330BK。全く予備知識がなかったので、公式サイト:COOLPIX P330 | ニコンイメージングに飛んで仕様を見た。上の条件のほとんどをクリアしていた。しかも、たった 21,000 円程度でだ。

 コンセプトが不明確だったのが商品的に失敗だったのだろうか。2万円前後でデジカメを買うような層はセンサーの大きさには関心はないだろうが、1200万画素でズームも3倍しかないものより、1/2.3 センサーで10倍ズームのほうがアピールするのかもしれない。かといって、1インチ以上のセンサーを欲しがるような層には 1/1.7 センサーはカタログ的に弱かったのかもしれない。

 自分的にも、1/1.7 が引っかかった。なぜなら、今持っている Panasonic LUMIX FX100 が同じサイズのセンサーだからだ。せっかく世代交代させるのに今のと同じセンサーサイズは無駄なのではないかと数日逡巡した。P330 のセンサーは裏面照射型と新しい技術が使われていることと、そもそも、FX100の画質自体に特に不満はないことで、「これでええやん」になった。

 因みに、FX100 の不満点はフォーカスと露出のコントロールができないことと広角側が 28mm からということだけだ。画素数なんか過剰なくらいだ。20 インチの iMac ですら等倍で表示できないような写真をとってもリサイズするのが不便なだけだ。なので、FX100 でも画素数を落としていることが多い。ウェブで使うのが前提なら 200万画素もあれば十分だ。もちろん、デジタルデータはハードの進化によってリッチになるので、今要らないからといって、その大きさが将来役に立つ可能性はあるから、持て余し気味でも、可能な限りオリジナルで記録を残しておくことは重要だ。(まあ、個人のスナップ写真を残すことにどの程度の価値があるかは別問題だが)。

 Youtube にある世界中のユーザのレビューを見て素振りを繰り返す。既に、一つがっかりポイントを発見したが、それは到着後に・・・

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