前にも似たようなコンセプトのプロトタイプがあったが、事業化する気らしい。(Kickstarter Loopwheels: for a smoother, more comfortable bicycle ride)
バネはカーボンコンポジットで20インチタイヤ限定らしい。経が大きくなると横剛性を高めるのが困難になるからだろう。上のページに「26インチのMTB用を作って見てるけどあまり良くないので開発継続」とある。シリアスな MTB はこの構造ではおそらく無理だろう。
ホイール自体をバネにするという方法で、別途サスを付けなくてもいいというのはメリットだが幾つか疑問がある。
- 横剛性は充分か?バネは伸縮方向の強さは調整ができるが横向きの剛性は金属板の耐よじれ剛性のみに依存している。
- 跳ね返りを制御することができない構造だが、振動の収束に問題はないか。
- ハブがかなり複雑で強度の高い構造になっているが、ホイールのトータル重量はどのていどか(サス付きの場合と比較して軽ければいいが)
- ホイールに組み込まれるバネがスポークより重いと慣性モーメントが大きくなると予想されるがどの程度か。ホイール重量の増大は加速時の負荷と減速時のブレーキの効きにくさにつながる(同じ速度で巡航するときには楽に感じるかもしれないが)。
でも、ちょっと乗ってみたいのに5万円以上は辛い。しかも、フレームやハンドルサドルなどは別途用意しないとけいない。昨年からの株価上昇で設けた小バブル成金さんが軽く自慢するのにちょうどいいんではないだろうか。Macbook Air を持ってスターバックスにこれで乗り付けたらwww