PodCastingは認知されたのか?

 ラジオ局もポッドキャストに商機を見出したのか、恐怖を感じたのか、自らの番組をキャストするらしい。これは正解だと思う。放送免許に関わる制限さえクリアできれば特に問題は生じないと思う。放送局は既に楽曲の利用権を持っているわけだし、広告のスポンサーは追加投資なしに広告がより広く何回も聴かれるようになるのだから反対する理由は見当たらない。

 ポッドキャスト用のCMというのも考えられるかもしれない。ポッドキャストは即時放送ではなくバックナンバーDBだろう。だから、CM枠を別に作って全国向けCM枠として定義することが出来るだろう。これまで、地元の商店街やパチンコ屋くらいしかスポンサーのいなかった地方局でも全国放送と同じリーチを達成できるかもしれない。

 ユーザーにとっても、他地方のローカル番組を聴くことができるチャンスだ。ナッティ・ジャメイカはFM802圏外のレゲエ好きにとって垂涎の的だ。名古屋のつボイノリオの番組も日本人の心といっていい(のか?)。

 とにかく、この試みが、著作権を振りかざすバカのせいでしぼむことなく拡大して欲しい。なお、ポッドキャストいうと、iPodやiTunesを使わないと聴けないというような誤った認識があるかもしれれないが、大間違い。macユーザーならiPod+iTunesが楽なのでこれをお勧めするが、winにもMP3プレーヤーもポッドキャストアグリゲートソフトが揃っているので、iRiverだろうがSONYだろうが問題ない(はず)。

TOKYO FMもポッドキャスティングを開始–まずは特別番組から – CNET Japan

ラジオ局がポッドキャストで番組を配信する例としては、Inter FMを運営するエフエムインターウェーブがニフティと共同で提供している 「Better English with Catherine」と「OFF THE Mic」という番組がある(関連記事)。この2つの番組もポッドキャスト用に特別に作られたもので、ラジオで放送されている番組がポッドキャストで配信されるわけではない。

 そういえば、先週のFM大阪にネットされていないFM東京の番組にランキン・タクシーが出演したらしい。こういうものには需要が眠ってるはず。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です