予測変換を英語にも(TidBITS日本語版785)

 日本では入力=変換といってもいいくらいに入力をトラップして(実際には色々あるんだろうが、まあええやん)入力されたものと異なる文字コード列にするソフトウェアは日常的だ。日本語を入力する際には必須なソフトだ。故に発達も急で、単漢字から文節、複文節、連文節、AI、予測変換とここ15年くらいで進化を繰り返した。

 連文節変換以前は、辞書は自分で鍛えるものという認識があり、辞書データのバックアップ法などもパソコン雑誌に載っていたものだった。今では、標準搭載のIM(IME、FEP)でも特別な固有名詞以外は最初からかなりの高確率でヒットするようになった。マシンパワーの上昇とストレージエリアの低価格化により、数十メガの辞書を標準辞書にすることも可能になったこともこれに拍車をかけただろう。これにつれ、「自分で鍛える」から「変換効率の良いソフトに換えるかどうか」になってしまったようだ。というより、「ATOKを買うかどうか」といってもいいだろう。

 英語は、変換しなくてもいい分楽だと思っていたが、このIMの技術を使った入力サポートソフトがあることを今更知った(あなたがタイプし、Typinator が応える)。POBoxのような予測変換と富豪辞書と、文法解析を組み合わせたらキー入力数を大幅に減らせるかもしれない。

 TidBITS日本語版の最新号は、MeDocを作るのに使っていたソフトが起動しなくなったためテキストのみ掲載しております。気が向いたらOS9で起動してMeDocを作るかもしれないけど、需要も感じられないし、もういいかな。テキストファイルなら、ケータイブラウザでも読めるしね。

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