情報を探すこと・保管すること

 以前からwebは巨大すぎて探しているものに簡単には到達できないことが問題となっていた(それがYahoo!の始まりだ)が、現在ではさらにそれが加速している。玉石混交の巨大なデータベースがwebだ。これに対して立ち向かう数々のアプローチがあった。Altavista が先鞭を付けた巨大データベースによるサーチは現在googleが勝ち残っている。

 しかし、googleにも問題点は残っている。ヒットしたページのどこに目的のページがあるかは分からないことだ。複数のキーワードを使って絞り込むことは可能だが、最終的には一つ一つのページを表示させて吟味するしかない。ここに目をつけたメタ検索ソフトとでもいうべきソフトがTidBITSで紹介されていた。

 firefoxを使うようになってから、「コマンド(cntl)+T」で新しいタブを開き右上の検索フィールドに検索語を入れてenterキーを押すことが習慣になった。検索結果のページへ飛ぶときは、まず見込みのありそうなリンクをタブで開く(スクロールホイールクリック、右クリック>タブで開く、コマンド+クリック>タブで開く)。10程度のタブ開いたら、最初にクリックしたリンクのロードは終わっているはずなので、ロードの終わっているタブから順にクリックしてウィンドウに表示させて読んでいくのだ。ウィンドウを行き来する手間やロードのタイムロスが少ないので、短時間に大量のページを確認できるようにはなった。

 しかし、これも本質的には一つ一つのリンクを開いていくのと変わらない。

TidBITS 日本語版 #765/07-Feb-05
Google も踏むを恐れるところ DEVONagent が飛び込む

 自動的に検索結果(指定した複数のサーチエンジンを並行的に検索した結果も含む)を吟味し、独自の解析ソフトを使ってより要望に近い結果を返すというのがこのソフトらしい。横断的に検索エンジンを検索する方法はオークション統計ページにも例があったが、さらに踏み込んでいるらしい。

 このアプローチは面白いが、例によってPCインストール型であるところが残念だ。せっかくなら、検索結果とそのヒット評価のフィードバックをネットに置いて共有できたら面白いと思う。ただ、このやり方は、どうやって集金するかというネットサービスに普遍の問題をはらんでいる。そう、パチンコ屋やラブホテルやブランドショップでは平気で万札を切るのに、ネットで月額300円と言われると急に鬼のような顔になるmixiユーザー達のような連中の財布から集金しなければいけないのだ。これは難しい問題だ。まあ、本質的な問題とは別次元の難しさではあるが・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です