マインドマップ セミナー受講

会社の研修メニューでマインドマップがあったので行ってきた。通常なら数万円のコースが自腹を切ることなく、講習代だけでなく交通費と昼食代も会社持ちだから「行かなきゃ損でしょ」だ。

スタートから1時間程度はマインドマップ本の前半に書いてあるような内容で、自分には新しい情報は一切なかった。

そこからは5〜6人でのワークで与えられた題材で実際にマップを書くというもの。マインドマップの利用法を紹介する内容で、最初は一般的な内容で、ToDo・スケジュール、学習、ライフノート、コラボレーションノートなどをやっていった。その度ごとにグループや他のメンバーとマップを見せ合い説明するということを繰り返した。このマインドマップを書くという、どちらかというと内側に向かって突き詰める作業と人に説明するというアウトプットを繰り返すのは刺激的で楽しかった(体調がもっとよければもっと楽しめただろうが)。

普通のセミナーは一方的に説明を聞くだけで終わってしまい、他の参加者と言葉を交わすことすらほとんどないので、今回は貴重な体験ができた。マインドマップの具体的な書き方を個々に指導するということがなかったので、マインドマップを描く上でいつも迷うポイントを解決することにはならなかった。

あと、講師が言っていた「マインドマップはマインドマップを描くことが目的ではない。マインドマップを描きなれてくれば、マップを描かなくてもイメージできる」というのは真理だと思った。これはある意味手描きマインドマップの限界でもあると思う。つまり、有効なマインドマップは最初に全体のイメージができていなければ描けないということだ。

マインドマップを描く上で疑問だったのがこれだ。アウトラインプロセッサやデジタル版のマインドマップならどんな階層の試行錯誤も可能だ。階層間の移動を繰り返しながら全体像のイメージを作るのがアウトラインプロセッサだ。しかし、マインドマップではルートに近いところを書き換えるのは難しい。根元に近い部分の設定を誤ると取り返しがつかなくなる。一から描き直すのは面倒だし退屈だ。

iMandalartは試行錯誤を推奨しているが、マインドマップとは違い全体を見渡すことができない。iMandalartは狭くすることで集中度を高めるという効果があるが、全体のバランスや全体のイメージをつかむのはマインドマップのほうが向いている。

ただ、何枚ものマップを描けたのは良かった。会社で使う機会はおそらく無いが・・・

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