Mandal-Art 終了のお知らせ

iMandalArt 非常に残念だ。iOS のキラーアプリ iMandalart がディスコン宣言。しかも、iOS 7 への対応ができないため。ということは、iMandalart を使うためには iOS 7 にしてはいけないということだ。

 まあ、自分の場合は他の事情で iOS 7 にするのは当分無理なので、困らないといえば困らないが、メインのアプリが iOS 7 必須になったら選択肢はない。アプリのアップデートが上がった時に、アップデートしたら動かなくならないか確認しなければならない。

 デバイスの OS がアプリが必要とする OS のバージョンでない場合にアップデートしないように判断できると思うんだが・・・iPhone 4S 6.1.1 で Skype のアップデートをしたら、「OS のバージョンが古いから使えない」と起動できなくなった。自分は Skype に依存していないので困ってないが、困るような事態にいつなるか分からない。

 iMandalArt の開発元の開発スピードが、他のアプリに比較して、大幅に遅いことはiMandalArtファンにとっては共通認識だった。致命的なバグが数ヶ月も放置されることはザラだった。これを機に、開発能力の高い開発会社に吸収されればいいと思う。

 しかし、「旧バージョンをそのまま引き継ぐ事は出来ません」というのはどういう意味だろう。新たに買い直せでも仕方がないが、その際には期間限定の半額セールくらいはしてほしいと思う。データについてはOPMLに書き出しておけば新バージョンにインポートは可能だろう。データファイルに互換がなくてOPMLの読み込みもできないならもう買わないだろう。

Mandal-Art
iMandalArt・iMandalArt HD の販売及びサポート中止のお知らせ
2009年8月にリリースしたiPhone版iMandalArt、及び iPad版iMandalArt HDの販売、サポートを、本年8月末をもって終了する決定を致しました。
実は、販売元である弊社(株)ヒロアートディレクションズと共にプログラム開発を担当していたHMDT株式会社との間において、様々な問題が発生し、現在、共同プロジェクトは解消されております。
詳しい内容についてこの場ではお話はできませんが、間もなくリリースされるiOS7に、現行バージョンでは改修などの対応が出来ないため、このバージョンの使命は終えたと判断し、販売を終了させる決断を致しました。

発売から4年間熱くご支援いただいたお客様には、多大なご迷惑をおかけ致しますが、ご理解いただけるよう何卒よろしくお願い致します。
現在、Mandalartの新バージョンをリリースする準備を整えています。
全くの新バージョンになる為、旧バージョンをそのまま引き継ぐ事は出来ませんが、旧来のお客様にも満足して頂けるよう、何らかの形で引き継ぎの方法を考えております。

1日も早いリリースを目指しておりますが、今後の情報にご期待いただきたいと思います。
誠に勝手なお願いではありますが、よろしくご支援を頂きたくお願い申し上げます。

HIRO ART DIRECTIONS,INC.
2013年8月

マインドマップ セミナー受講

会社の研修メニューでマインドマップがあったので行ってきた。通常なら数万円のコースが自腹を切ることなく、講習代だけでなく交通費と昼食代も会社持ちだから「行かなきゃ損でしょ」だ。

スタートから1時間程度はマインドマップ本の前半に書いてあるような内容で、自分には新しい情報は一切なかった。

そこからは5〜6人でのワークで与えられた題材で実際にマップを書くというもの。マインドマップの利用法を紹介する内容で、最初は一般的な内容で、ToDo・スケジュール、学習、ライフノート、コラボレーションノートなどをやっていった。その度ごとにグループや他のメンバーとマップを見せ合い説明するということを繰り返した。このマインドマップを書くという、どちらかというと内側に向かって突き詰める作業と人に説明するというアウトプットを繰り返すのは刺激的で楽しかった(体調がもっとよければもっと楽しめただろうが)。

普通のセミナーは一方的に説明を聞くだけで終わってしまい、他の参加者と言葉を交わすことすらほとんどないので、今回は貴重な体験ができた。マインドマップの具体的な書き方を個々に指導するということがなかったので、マインドマップを描く上でいつも迷うポイントを解決することにはならなかった。

あと、講師が言っていた「マインドマップはマインドマップを描くことが目的ではない。マインドマップを描きなれてくれば、マップを描かなくてもイメージできる」というのは真理だと思った。これはある意味手描きマインドマップの限界でもあると思う。つまり、有効なマインドマップは最初に全体のイメージができていなければ描けないということだ。

マインドマップを描く上で疑問だったのがこれだ。アウトラインプロセッサやデジタル版のマインドマップならどんな階層の試行錯誤も可能だ。階層間の移動を繰り返しながら全体像のイメージを作るのがアウトラインプロセッサだ。しかし、マインドマップではルートに近いところを書き換えるのは難しい。根元に近い部分の設定を誤ると取り返しがつかなくなる。一から描き直すのは面倒だし退屈だ。

iMandalartは試行錯誤を推奨しているが、マインドマップとは違い全体を見渡すことができない。iMandalartは狭くすることで集中度を高めるという効果があるが、全体のバランスや全体のイメージをつかむのはマインドマップのほうが向いている。

ただ、何枚ものマップを描けたのは良かった。会社で使う機会はおそらく無いが・・・

iMandalArt のデータを Mac で使う方法

 Androidのブラウザは iMandalArt を使って整理した。テキストを仕上げるのにはテキストデータにして WordPress にペーストしたい。そこで取った方法。これは、レポートなどの骨子をiMandarArt で作って最終的にレポートや論文にするようなケースで使えると思うので書き留めておく。

  1. iMandalArt で思いついたことを整理する
  2. Dropbox に書き出す
  3. Mac: MindNode Lite、Win:JOE で読み込む。
  4. MindNode or JOE からテキストに書き出して、エディタで開いてコピペ。

MindNode や JOE で本文を書き足したり全体を見て整理したりするというのも「あり」だ。

iMandalArt で編集。


  MindNode に取り込んだところ。



 テキストエディタで開くとこんな感じ。

iMandalArt の OPML 読み込み

 PCに書きだしてJOEで編集して、そのまま最終原稿に持っていく場合には、JOEからエクスポートでテキストにし、ワープロに読みこめばいい。

 重複を削除したりツリー構造を整えたりした結果を再度 iMandalArt に返して弱いところを深堀りしたいときには、Dropbox 上のファイルを iPhone で読みこめばいい。このエントリではその手順を紹介する。

1:PCで膨らませたマンダラ
Dropbox 内のファイルをそのまま編集している場合には保存するだけ。
他のフォルダに動かした場合場合には Dropbox フォルダに移動する。PCで新規作成した場合には保存の際に、文字コードをUTF-8、ファイルフォーマットを OPML にして XXX.OPML というファイル名で保存する。


2:iMandalArt で読み込みたいセルを長押しする。
 書き出しと同じで、第3階層のセルのみ。後でカット・ペーストで移動できるので適当な場所でOK。


3:「読み込む…」ボタンをタップ


3:「ファイル一覧を取得…」 をタップ


4:Dropbox フォルダの一覧が表示されるので、読み込みたい OPML ファイルをタップ。


5:読み込まれた


6:1のPC上で編集した中身が反映されていることを確認。後は、iMandalArt でゴリゴリと書きこむだけ。

iMandalArt の OPML 書き出し

 単体でも使える iMandalArt だが、他のアプリケーションや端末と連携することでそのポテンシャルは大きく増幅される。iMandalArt には、使い込んで階層が深くなると見通しが悪くなるという弱点がある。ツリー構造が徹底しているので、隣のツリーと同じことを書いてしまうことがある。なので、大きなツリーになればなるほど、定期的に全体を俯瞰してメンテナンスすることが重要になる。また、全体を通して見渡すことで新しい見方ができる場合もある。

 そこで、一覧性を保管するツールとして使えるのがアウトラインプロセッサとマインドマップだ。iMandalArt は OPML(Outline Processor Markup Language)ファイルの読み書きができる。しかも、Dropbox 経由でファイルの書き出し・読み込みができるので、PCで操作できるのだ。このエントリでは、Dropbox 経由で PC で操作する方法を解説する。Dropbox のアカウントは取得済でアプリの設定も終わっていることが前提なので、Dropbox を使ったことがないという方は Dropbox のアカウントを取得してからこのページに戻ってほしい。

iMandalArt export011:書き出したいセルを長押しする。
共有というメニューアイテムが出るのはトップ画面から2階層下ったところでセルの右下がドッグイヤーのようになっているセルのみなので注意。出ない場合には、書き出したいマンダラのトップセルをコピーしてこの階層に貼る必要がある。
 これについては、要望事項として開発元は認識しているはず。

iMandalArt export 022:「書き出す」をタップ

iMandalArt export 033:「Dropboxに書き出し」をタップ

  • OPMLファイルをメール:その名の通り添付ファイルにしてメール送信
  • 他のiMandalArtにメール:使ったことがない
  • iTunesに送信:使ったことがない
  • Dropboxに書き出し
  • 他のアプリで開く…:デバイス上で opml を扱えるアプリが表示されるが、表示されるからといってすべてのアプリが対応しているわけではない。



iMandalArt export 044:完了ダイアログが出ればOK。これで iPhone の操作は完了。


5:Dropbox フォルダを開くとそこには iMandalArt から書き出したファイルがある。ない場合には Dropbox の設定を間違えている可能性が高いのでそっち方面から探してほしい。


6:Java Outline Editor を起動しファイルメニューから開く>LocalFileSystem を選ぶ。


7:ファイルダイアログで保存したopmlファイルを選択する。この時、FileEncording は UTF-8、FileFormat は OPML を選択すること。確認したら Open ボタンを押す。


8:iMandalArt がアウトラインに読み込まれた。
 ここからはJOEで普通にPC上でファイルを操作することになる。


9:簡単に膨らませてみた。


 手数は多いように感じるかもしれないが、定型的な操作なので慣れてしまえば書き出しからここまで数分でできる。例が簡単すぎるのでメリットが分かりにくいかもしれないが(PCで直接やった方が楽そうに見える)、奥深いマンダラではこの効果は計り知れない。
 このままPC上のデータを iMandalArt に読み込むところまで書こうかと思ったがエントリが長くなりすぎるので分割します。「iMandalArt の OPML 読み込み」をどうぞ。

持ち帰り仕事と iMandalArt

 引き継ぎを受けているが、本人も行き当たりばったりの断片的な引き継ぎしか受けていないので、全体像がつかめるような説明は難しいようだ。

 マニュアルもなく、期限が来てから、「ああ、あれ忘れてた。説明するわ」とか言われてたのを横で聞いていて、気の毒に思っていた。それよりははるかにましといわなければならない。切ない現実だが、今いる組織にいる限り避けては通れない。ファイルを整理しコメントをつけた押して、フローを下記マニュアルを作り、アホのように楽になったと思ったらまた違うところにやられて同じことの繰り返し・・・しかも、今年は特殊事情があって、サービス残業が出来ない。休日出勤も出来ない。にもかかわらず、昨年までより業務は多い orz

 とまあ、後ろ向きにぼやいていても仕方がない。とりあえず、資料を持ち帰り iMandalart でまとめた。断片的な情報をセルに入れてグリグリ動かしカット&ペースト(今のバージョンならカットしても問題ないよwww)。やっと全体像が見えてきた。山頂が見えないと不安だし闇雲に動いて効率が悪くなる。が、目標地点が見えていれば最短ルートを選べる。これからはどんな長い道のりでも目的地に向かって走るだけだ。