ガッカリイリュージョン 2012

 Gizmodo と Wired の関心の違いが見えて興味深い。両社に共通しているのは、Microsoft Surface、iOS の地図、Google NexusQだ。「タッチパネル画面付きラップトップ(=Windows RT,8)」の失敗と iOS 6 の地図は取り上げられて当然だが、NexusQ が挙がっているのが面白かった。日本では発売されていないだけでなく、発表された時から誰からも期待されていないと思っていたからだ。

 「がっかりした」ということは、「事前に期待があった」ということでもある。ここには、「期待されておらず、予想通り失敗したもの」は挙がっていない。当然、「存在自体忘れられているもの」も挙がっていない。だから、日本メーカーのタブレットは入らない。

Gizmodo

Gizmodo The Biggest Tech Disappointments of 2012

  1. Microsoft Surface RT
  2. Google TV
  3. Apple Maps
  4. Google Nexus Q
  5. Mattel’s Back To The Future Hoverboard
  6. Sony SmartWatch
  7. The iPad Mini’s Screen

 MS,Google,Appleという御三家が並んだ。日本市場で販売されたのが iOS 6 と iPad mini くらいしかないので、日本での印象は「Apple にはがっかりさせられた」となっているかもしれないが、アメリカでは Windows RT のほうが上位らしい。Windows 8 搭載ノートPCが挙がっていないのが不思議だ。

Wired

2012年、がっかりなITニュース12選 « WIRED.jp

  1. iOS 6の地図アプリ
  2. パスワードの問題
  3. 「Blackberry 10」OSの開発の遅れ
  4. グーグル「Nexus Q」の挫折
  5. クローズドSNS、Pathのアドレス情報無断アップロード
  6. AT&TのFacetime利用制限
  7. 相変わらず不調な3Dテレビ
  8. Laplet─タッチパネル画面付きラップトップ
  9. アマゾンの度重なるサーヴィス障害
  10. ジンガの低迷
  11. ツイッターのAPI仕様変更

 社会的な視点も持つのが Wired。8のタッチパネル付きラップトップというのは、Windows RT,8 のことだろう。自分に関係があるのは Twitter の API の変更くらいだ。Blackberry、NexusQ、3DTV、Zynga などは最初っから関係がないので全然がっかりしていない。

 まあ、一番日本人でガッカリだったのは自民党が政権をとったことだろう。福島第一原発をサティアンと読んだ石原ジュニア、何にもしてない小渕の娘とか小泉の息子も大臣か・・・そういえば、スケート選手とかマラソンが得意なお笑い芸人も当選したらしいな。お笑い芸人が知事をやっていた宮崎の人が票を入れたのならば問題はないが・・・このガッカリさに比べれば、iOS 6 の地図も Windows RT も物の数ではない。

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