デスクトップで、iMacがまさかのWindows 8超えのシェア?!

 記事に書かれている要因が重なっての瞬間的出来事だろうが、マウリシオ・グージェルミンがNAエンジンで一回だけゴールラインをトップで通過したのと同じくらいの「まさか」として記憶されるかもしれない。

 ここに書かれていない要因として思いつくことを幾つか書き並べてみたい。

  1. デスクトップの売上自体が減少傾向で分母が小さくなったために傾向に影響が出易い
  2. Windows 8 がタブレットとの親和性をアピールしたので、タッチ操作に馴染みにくいデスクトップで Windows 8 にする誘引がなかった(記事にある通り、プリインストールを買わなくても windows 8 は安価にアップデートできるパスが示されていたこともあるだろう)。
  3. デスクトップ機を Windwos 8 にするメリットが分からない。これについて Microsoft は全く訴求しなかった。デスクトップ機にインストールされた Windows 8 を見ることすらほとんどなかった。デスクトップを考えるようなコアなユーザは数が少ないと思ったのかもしれないが、日本のボリュームゾーンはボーナス時期に家族共用のオールインワン(光学ドライブと地デジチューナー搭載)PCを買う層だ。未だに省スペースデスクトップの比重も大きいらしい。その層に Windows 8 は全く訴求するマーケティングを行わなかった。

 ただし、記事にある「Macを購入していたユーザーが、フルモデルチェンジとなった新iMacを購入している」というのには2つの見方ができる。一つは、「高速になってデザインも変わった新型に買い換えた」というケース。あと一つは「光学ドライブがなくなりストレージやメモリを自分で交換できなくなった新機種を見て、マカーが旧機種を買いに走った」というケースだ。

 とにかく、こういう現象が 2012年11月に起こったことを記録しておきたいためのエントリ。

デスクトップで、iMacがまさかのWindows 8超えのシェア?!:PC Online

 とにかく今年は製品発表が多かったアップルだが、11月30日に発売された21.5型の新iMacと、iPad miniおよび第4世代iPadのLTE版の発売によって、その勢いはピークに達しているようだ。

 BCNの調べによると、2012年11月のデスクトップPC、ノートPC、そしてタブレット端末を合わせたPCデバイス市場において、アップルは19.4%となり、トップシェアを獲得した。これは、2位のNECの14.8%と比べても4.6ポイントの大差をつけての首位。3位以下のASUSの14.1%、富士通の13.9%、東芝の11.7%を引き離している。

 タブレット全体の販売比率がテバイス全体の30.5%と増加し、11月のタブレット市場において、51.8%のシェアを獲得したiPadの貢献が大きいとはいえるが、ノートPCやデスクトップPC分野でもアップルの動きは目立っている。

 特に、最新週では新iMacの発売もあり、デスクトップ市場での動きの良さが特筆できよう。

 BCNによると、11月26日~12月2日の集計では、デスクトップPCにおいては、Mac OSのシェアが14.4%となり、2位のWindows 8の19.7%に次いで3位になっている。

 GfK Japanの集計でも、11月26日から12月2日のデスクトップ市場においてはアップルのシェアが15.4%に達し、ここ数年では最も高いシェアを獲得しているという。また、デスクトップとノートPCの合計でも、販売台数シェアは10.7%と、2桁シェアを獲得した模様だ。

 実は、一部の量販店などにおいては、最新週の集計で、Mac OSが、Windows 8を超える販売数量となっているところもあるという。

 つまり、デスクトップPC分野では、10月26日に発売されたばかりのWindows 8を搭載したPCの販売台数を、新型iMacを含むMac OSが抜くという、これまでには見られなかった予想外の結果が一部出ているのだ。

 もちろん、この背景には、iMacの好調ぶり以外にも、依然として市場に残っているWindows 7搭載PCに購入者が流れている点が見逃せない。実際、11月26日~12月2日のBCNの集計では、Windows 7搭載PCの販売台数シェアは65.8%と、3台に2台を占める結果になっているのだ。

 ここでは2013年1月31日までの期間限定で、日本マイクロソフトが、Windows 7搭載PC購入者を対象に実施している、Windows 8への1200円でアップグレードできるキャンペーンの存在も影響している。いま、最も安くWindows 8環境を手に入れることができるのが、在庫処分となっているWindows 7搭載PCと、このキャンペーンの組み合わせだからだ。

 ところで、新iMacの販売好調の背景にはいくつかの理由がありそうだ。
 ひとつは、これまでMacを購入していたユーザーが、フルモデルチェンジとなった新iMacを購入しているという例だ。

 11月30日には、東京・銀座のアップルストア銀座に開店前に約50人が並んだが、先頭に並んだ人の目的は、この日発売になったiPad miniのLTE版の購入ではなく、同じくこの日発売となった新iMacの購入。開店直後にも初めて店頭に並んだ新iMacの前に多くの人が群がっていた。

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