提灯持ちを悩ます Windows8 「はてブディレクターがWindows 8を使ってみた!」

 サクッと起動できるのはSSDだからだろう。HDDを起動ディスクにした Windows 7 にインストールしても同じUXは実現できない。

 「nagayama 両側を手で持って、タブレットっぽく使うじゃないですか。そのとき、右手の親指をちょっと動かせばチャームが出てくる。これ、お店に置いてあるパソコンを人差し指で触っても分からないかもしれないですね。」というのもどうか。デスクトップで Windows 8 搭載機があまり売れていないことの理由のひと津がこういった提灯記事にあることを Microsoft は気づくべきだ。デスクトップを買おうと思っている人や業務アプリをノートPCで使おうと思っている人、フルサイズのノートPCを省スペースデスクトップとして家族で使おうと思っている人は、「パソコンの両側を手に持って」操作することなど考えていない。そして、こう書かれることで「なんだ、自分の使い方じゃメリット無いな」につながる。まあ、実際そうなんだが。

 「使っていると、無意識にシュッて親指で操作するようになります。」とエバンジェリストはいってるけど、キーボードとマウスで操作している時に無意識に画面に手を伸ばすなんて考えられない。

 これって、タッチパネルじゃなかったら、Windows 7 以前でタスクバーを右に置いて「タスクバーを自動的に隠す」にチェック入れたのと同じだよね。そんな設定している人見たことがないけど、そうすることに何らかのメリットがあるのか?タブレットとPCとは別モードでもいいんじゃないのか?

 「タッチでニュースを見たりしてインプットして、デスクトップ画面はアウトプットに使う感じでしょうか。そこの切り替えがしっかりしてる。」ともあるが、インプットした情報を見ながら考えをまとめたり、アウトプットにつなげたりということはしないのか?

 iPad を持っていても iMac のほうが文章を書くときに快適な理由は参照できるからだ。日記やプログラムを書くような場合には iPad で十分だが、他のサイトや資料を参照しながら考えをまとめたりするにはフルスクリーンアプリは不便だ。iPad でそのようなことをしたい時には(子供が PC でしかできないゲームをしているような場合)横に XOOM を置いて作業している。コピペができないので、iMac で作業するほどは快適ではないが、ほぼ同じことが出来る。重要なのは「同時に複数の画面が見られる」ということだ。だから、iPad と Macbook Air は競合しないし、Macbook Air にタッチパネルは要らない。

 タブレットとPCはその物理的なフォームファクタによって厳然と用途が違っていて、それぞれの特徴を活かすためには UI も違っているべきなのだ。この点で Windows 8 は失敗作。というより間違った製品なのだ。だから、提灯持ちもこんな無理な持ち上げ方(持ち上げたつもりが、否定的な見方につながる)になってしまうのだ。

はてブディレクターがWindows 8を使ってみた! サクサク動く? タッチは? キーボードショートカットは? – はてなブックマークニュース

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•魅力その2:違和感なく使い分けられるタッチとキーボード
•魅力その3:お好きな方のためのキーボードショートカット
•魅力その4:Windows ストア アプリと「スナップ機能」
•魅力その5:開発者はWindows ストア アプリでデファクトスタンダードをねらえ!

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