iPhone 5 が日本でもテザリング可能になったことで Jailbreak へのモチベーションは大きく下がった。しかし、Jailbreak はメーカーやキャリアの手のひらであそばされている無力感から救ってくれた。
この判断が日本でも適用されるものではないが、それ以前に合法という判断もくだされていない。なので、実際には日本では今でも非合法かもしれないから、上のような感慨は全く無意味かもしれない・・・
しかし、今では Android タブレット(含む kindle) は多くが root 化されている。kindle などは発売後半日で root 化成功の報せが広まった。XOOM でも au のアップデートが行われる前には root 化してアメリカの ROM をインストールする情報がネットに転がっていた。下の記事によると、これらの行為はアメリカでもすでに非合法のようだ。摘発は行なっていないと思われるが・・・
米国が携帯電話の脱獄合法化を3年間延長。ただしタブレット除く。SIMロック解除も違法化
議会が携帯電話の脱獄やroot取得を合法化した2010年、ハッカーたちは「奇跡が起きた」と大喜びした。
しかし2年前のデジタルミレニアム著作権法 (DMCA) 見直しは、期限付きの例外条項の更新にすぎなかったため、電子フロンティア財団 (EEF) は期限を延長すべく精力的に働きかけてきた。その結果、著作権局を統括する米国議会図書館は10月末、携帯機器の脱獄やルート取得の合法化 (取り締まり対象からの除外)をさらに3年間延長するという決定を下した。
しかし但し書きがある。まず、OSの制限を解除して任意のプログラムを動かせるようにする脱獄 (Jailbreak) は、携帯電話については合法だが、タブレットは含まれていない(「タブレット」の定義が曖昧で、電子書籍端末やゲーム機も含まれる可能性があることなどが理由とされている)。また、2013年1月末以降に購入した携帯電話のSIMロック解除は違法になる。
SIMロックの解除は米国著作権法のフェアユースの範囲として認められてきたのだが、ソフトウェアの利用許諾契約と所有権をめぐる2010年の判例により、携帯電話のOSについてはフェアユースが当てはまらないと判断されたからだ。
さらにSIMロック解除については、通信事業者のルールが以前よりも緩くなったため、例外はこれ以上必要ないのだとしている。だがこの判断は、原因と結果を混同しているのではないだろうか。