iPad mini より iBooks をどないかして欲しい

 iPad mini 発売の噂が喧しい。マカーが多い自分のTLでも楽しみにしているという書き込みが見られる。しかし、自分的には疑問。一番疑問なのは iPhone と iPad を持っているようなマカーが今更なぜ小さな iPad、大きな iPhone を欲しがるのか分からない。荷物が一つ増えるだけじゃないのか?

 次にこのメディアプレーヤーで何を消費するのかだ。紙媒体の電子化後進国の日本の中でもダントツにコンテンツのないプラットフォームが iOS だ。iTunes の成功でダウンロードコンテンツ販売大手の印象はあるが、音楽と一部のビデオタイトルしか購入することはできない。アメリカではどうかしらないが、日本では iBooks も NewsStand もほとんど空だ。このような状態で iPad mini が出たからといって飛びついて何に使うんだろう?

 iPad mini の発売に合わせて iTunes で日本語書籍の販売を開始するという “One more thing” があればこれは杞憂に終わるが・・・

上記の二点は、新しいデバイスを持ちたいユーザにとっては問題にはならないかもしれない。しかし、アプリの新 UI への対応という課題は残される。Android と同じような混乱や開発負担の増加や開発パワーの分散によるアプリの改善の遅れにつながらないかが不安だ。今でも、iPad でも動くが iPad の画面サイズを効果的に使った UI を持たないアプリは多い。iPhone アプリを拡大して使うのか?iPad アプリを縮小して表示するのか?どちらも、iOS が目指してきた UX とは大きくかけ離れるだろう。

 サポートする解像度が3種類になることで開発者の負担が増え、結果的に中途半端なアプリが増えるのではとばっちりだ。さらに、mini が出ることで、モバイルは iPhone と mini に任せて iPad はネットブック的な使い方的な用途が中心になって住み分けが進むというのも、iPad ユーザとしては残念。

 ただ、ビジネスとしてはAndroidの7インチモデルに押されている今、ローエンドの数を取りに行くというのは正解なんだろうが・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です